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午後:債券サマリー 先物は続伸、一段の上値追いには至らず

配信日時:2024/06/13 16:16 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。前日の米債券高が追い風となったものの、あす公表される日銀会合の結果を見極めたいとして一段と上値を追うには至らなかった。  12日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が3.3%と前月の3.4%から縮小した。その後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通し(ドットチャート)は、年内の利下げ予想回数が前回の3回から1回に減少したが、米債券市場はインフレ鈍化により強く反応。米長期金利が低下した流れが東京市場に波及し、債券先物は午前9時30分過ぎに143円59銭まで上伸する場面があった。とはいえ、市場参加者の関心は日銀金融政策決定会合に移っており、日銀の金融政策が正常化に向かうとの警戒感から伸び悩み。国債買い入れオペが減額されるとの観測が根強いほか、植田和男総裁の発言などから追加利上げのタイミングを探りたいとする向きが多かった。なお、この日に財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)の結果は、応札倍率が2.95倍と前回(4月18日)の2.27倍を上回ったものの好感する動きは限られた。  先物9月限の終値は、前日比19銭高の143円46銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.020%低下の0.965%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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