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午後:債券サマリー 先物は反落、日銀オペ結果後に売り圧力 長期金利0.970%

配信日時:2024/06/07 15:18 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利の上昇)した流れを引き継いだ。日銀がこの日実施した定例の国債買い入れオペの結果を受けて午後に下げ幅を拡大する場面があったが、日本時間の今晩に発表される5月の米雇用統計の結果を見極めたいとのムードは強く、取引終了前には持ち高調整目的の買い戻しが入り下げ渋った。  日銀はこの日、4本の国債買い入れオペを実施した。オファー額は前回のオペで札割れとなった「残存期間1年超3年以下」を含め、4本すべてが据え置かれた。買い入れ結果のうち、長期ゾーンとなる「同5年超10年以下」と超長期ゾーンの「同10年超25年以下」の応札倍率が前回オペから上昇。債券の保有ニーズの乏しさを裏付ける結果となり、需給懸念から先物に売り圧力が加わった。先物は午後に一時143円83銭まで下落した。  前日の海外市場では欧州中央銀行(ECB)が利下げに踏み切ったものの、想定通りの結果と受け止められた。米国の債券市場は持ち高調整主体の動きとなった。  先物6月限は前営業日比17銭安の143円98銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時、同0.035ポイント高の0.990%に上昇。その後上昇は一服し、0.970%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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