みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、長期金利は一時2週ぶりに1%を下回る

配信日時:2024/06/05 15:18 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅続伸した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)したことが円債相場を支援した。もっとも週内には米国で雇用や景気関連指標の公表が相次ぐことから、午後に入ると高値圏で推移を続けたまま次第に膠着感が強まった。  4月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が低水準となったことを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が強まった。4日の米長期金利は4.33%に低下。円債市場では米国での債券選好の流れを引き継ぐ形となり、先物は午後に一時143円97銭まで上昇した。  米ブルームバーグ通信は日本時間4日夜、日銀が6月の金融政策決定会合で「長期国債の買い入れの減額についてより具体的な方針を示すことの是非を含めて議論する可能性が大きい」と報じたが、きょうの円債市場での反応は限定的なものとなった。もっとも日銀の政策修正を巡る思惑そのものは上値を圧迫する要因となっており、次第に買い上がりにくさが意識されるようになった。  先物6月限は前営業日比32銭高の143円83銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント低い1.000%で推移。一時0.990%に低下し、およそ2週ぶりに1%の水準を下回った。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ