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一正蒲鉾---3Q増収・大幅な増益、水産練製品・惣菜事業が好調に推移
配信日時:2024/05/15 13:16
配信元:FISCO
*13:16JST 一正蒲鉾---3Q増収・大幅な増益、水産練製品・惣菜事業が好調に推移
一正蒲鉾<2904>は14日、2024年6月期第3四半期(23年7月-24年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.2%増の273.32億円、営業利益は14.70億円(前年同期は0.89億円の利益)、経常利益は14.61億円(同1.25億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同517.1%増の10.78億円となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は前年同期7.8%増の239.62億円、セグメント利益(営業利益)は12.97億円(前年同期は1.70億円の損失)となった。売上は、2022年9月1日及び2023年3月1日納品分より取引先との価格改定を行った結果、売価が上昇し前年同期を上回った。また、スティックタイプのカニかまや竹輪、はんぺんは販売数量も前年同期を上回った。また、おせち商品は前年同期と同水準の売上となった。利益は、油脂類、包装資材といった様々なコストが上昇している一方で、主原料であるすり身をはじめとした原材料価格の上昇が一服し、2023年4月より主力商品のサラダスティック専用工場である本社第二工場の稼働で、生産効率が向上したことや電気料金が想定を下回ったため前年同期を上回る結果となった。
きのこ事業の売上高は同3.5%減の30.69億円、セグメント利益(営業利益)は0.66億円(同1.96億円の利益)となった。売上は、野菜市況およびきのこ全体の市況は前年同期を上回り、まいたけの価格も上昇し、販売においてはビタミンDを強化した商品のリニューアルや大容量商品の提案による販売強化を行ってきたが、昨夏の酷暑や暖冬も影響し数量は伸び悩んだことにより前年同期を下回った。生産は、原材料やエネルギー価格が引き続き高止まりしているなか、省エネルギーを始めとしてコスト削減策を実施し、生産の効率化と安定栽培、品質向上に取り組んできた。
その他(運送事業・倉庫事業)の売上高は同9.2%減の3.00億円、セグメント利益(営業利益)は0.98億円(同0.60億円の利益)となった。運送事業は、新規顧客開拓により取扱数量の増加がみられたものの、主に輸入青果物の定期輸送便の一部終了により売上は前年同期を下回った。利益は、売上の減少により前年同期を下回った。倉庫事業は、庫腹の逼迫に伴う入庫の停滞がみられたものの、後半で高い在庫水準を維持したことにより保管料収入が増加し、また、収益性改善に向けた倉庫の効率化や料金の適正化などを推進した結果、売上・利益ともに前年同期を上回った。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比15.2%増の378.00億円、営業利益は13.00億円、経常利益は13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同969.9%増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。
<SI>
水産練製品・惣菜事業の売上高は前年同期7.8%増の239.62億円、セグメント利益(営業利益)は12.97億円(前年同期は1.70億円の損失)となった。売上は、2022年9月1日及び2023年3月1日納品分より取引先との価格改定を行った結果、売価が上昇し前年同期を上回った。また、スティックタイプのカニかまや竹輪、はんぺんは販売数量も前年同期を上回った。また、おせち商品は前年同期と同水準の売上となった。利益は、油脂類、包装資材といった様々なコストが上昇している一方で、主原料であるすり身をはじめとした原材料価格の上昇が一服し、2023年4月より主力商品のサラダスティック専用工場である本社第二工場の稼働で、生産効率が向上したことや電気料金が想定を下回ったため前年同期を上回る結果となった。
きのこ事業の売上高は同3.5%減の30.69億円、セグメント利益(営業利益)は0.66億円(同1.96億円の利益)となった。売上は、野菜市況およびきのこ全体の市況は前年同期を上回り、まいたけの価格も上昇し、販売においてはビタミンDを強化した商品のリニューアルや大容量商品の提案による販売強化を行ってきたが、昨夏の酷暑や暖冬も影響し数量は伸び悩んだことにより前年同期を下回った。生産は、原材料やエネルギー価格が引き続き高止まりしているなか、省エネルギーを始めとしてコスト削減策を実施し、生産の効率化と安定栽培、品質向上に取り組んできた。
その他(運送事業・倉庫事業)の売上高は同9.2%減の3.00億円、セグメント利益(営業利益)は0.98億円(同0.60億円の利益)となった。運送事業は、新規顧客開拓により取扱数量の増加がみられたものの、主に輸入青果物の定期輸送便の一部終了により売上は前年同期を下回った。利益は、売上の減少により前年同期を下回った。倉庫事業は、庫腹の逼迫に伴う入庫の停滞がみられたものの、後半で高い在庫水準を維持したことにより保管料収入が増加し、また、収益性改善に向けた倉庫の効率化や料金の適正化などを推進した結果、売上・利益ともに前年同期を上回った。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比15.2%増の378.00億円、営業利益は13.00億円、経常利益は13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同969.9%増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。
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