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プログリット Research Memo(7):2024年8月期は40%超の増収と50%超の増益を予想
配信日時:2024/05/13 14:07
配信元:FISCO
*14:07JST プログリット Research Memo(7):2024年8月期は40%超の増収と50%超の増益を予想
■今後の見通し
1. 2024年8月期の業績見通し
プログリット<9560>は2024年4月、2024年8月期の修正業績予想を発表した。修正後の売上高は4,250百万円(期初計画比11.8%増)、営業利益は750百万円(同23.0%増)、経常利益は740百万円(同21.3%増)、当期純利益は540百万円(同22.7%増)と、売上高・各利益ともに上方修正した。この結果、売上高は前期比40.6%増、営業利益は同50.9%増、経常利益は同50.1%増、当期純利益は同49.7%増と引き続き大幅な増収増益を見込んでいる。
上方修正の理由として、英語コンサルタント等の待遇改善を背景に採用活動が順調に進捗し、コンサルタントを増員した結果、サービス供給力が強化されたこと及び、サブスクサービスが順調に伸びていることを挙げている。英語コーチングサービスについては、当初より受講申込者の平均受講待機期間は重要な管理対象であるが、2024年8月期第2四半期時点で約1ヶ月半となっている。同社では同水準の維持が顧客離れを防ぐために重要と考えており、顧客の増加に対応してコンサルタントを増員し、サービス供給力の安定化を図ることで、さらに売上を上積みし、通期で33~38%の成長が可能と判断したようである。業績修正予想の前提として、2024年8月期末までに25~28名のコンサルタントの純増を図る計画(業績予想修正前の計画値は13~18名の純増)であり、そのための採用活動も順調に進んでいるようだ。サブスクサービスについては、「シャドテン」の2024年8月期第2四半期時点の有料会員数が前年同期比47.7%増と大幅な伸びを示しており、月間売上高も約114百万円と成長を続けていることを踏まえ、サブスクサービス全体で通期50~55%の成長を目指すとしている。
売上面については、売上高予想4,250百万円のうち、下期は2,205百万円(前年同期比31.8%増)を見込む。下期の利益面においては、営業利益は210百万円(同2.1%減)、経常利益は209百万円(同2.8%減)、四半期純利益は144百万円(同16.2%減)と、減益の予想となる。減益予想としているのは、主に下期に認知広告を含むマーケティング活動に関して200~250百万円の追加投資を行うためだ。本年1月から実施している電車内広告と、中部・関西圏での駅内広告を継続して行うことで、同社のサービスに関する潜在顧客の第1想起を獲得し、将来的な契約数の拡大につなげることを目指す。その他、人材投資については2025~2026年8月期の新卒採用の強化に向け、追加投資として15~20百万円を計画している。
どちらも将来の業績向上のための前向きの投資であることや、通期で見ると追加投資を織り込んだ上で前期比営業利益率が16.4%から17.6%に1.2ポイント改善する見込みとなっていることを踏まえると、懸念要素はないと弊社では見ている。なお、同社の方針として、マーケティング活動に対する投資は将来の業績向上を目的に行うものであるが、現在の業績を犠牲にしてまで行うことは考えておらず、あくまで現在の業績とのバランスを取ることを心掛けている。今期の業績予想についてもその考え方は貫かれており、利益率についても前期比増とすることを目指しながら必要な投資を行う考えである。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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1. 2024年8月期の業績見通し
プログリット<9560>は2024年4月、2024年8月期の修正業績予想を発表した。修正後の売上高は4,250百万円(期初計画比11.8%増)、営業利益は750百万円(同23.0%増)、経常利益は740百万円(同21.3%増)、当期純利益は540百万円(同22.7%増)と、売上高・各利益ともに上方修正した。この結果、売上高は前期比40.6%増、営業利益は同50.9%増、経常利益は同50.1%増、当期純利益は同49.7%増と引き続き大幅な増収増益を見込んでいる。
上方修正の理由として、英語コンサルタント等の待遇改善を背景に採用活動が順調に進捗し、コンサルタントを増員した結果、サービス供給力が強化されたこと及び、サブスクサービスが順調に伸びていることを挙げている。英語コーチングサービスについては、当初より受講申込者の平均受講待機期間は重要な管理対象であるが、2024年8月期第2四半期時点で約1ヶ月半となっている。同社では同水準の維持が顧客離れを防ぐために重要と考えており、顧客の増加に対応してコンサルタントを増員し、サービス供給力の安定化を図ることで、さらに売上を上積みし、通期で33~38%の成長が可能と判断したようである。業績修正予想の前提として、2024年8月期末までに25~28名のコンサルタントの純増を図る計画(業績予想修正前の計画値は13~18名の純増)であり、そのための採用活動も順調に進んでいるようだ。サブスクサービスについては、「シャドテン」の2024年8月期第2四半期時点の有料会員数が前年同期比47.7%増と大幅な伸びを示しており、月間売上高も約114百万円と成長を続けていることを踏まえ、サブスクサービス全体で通期50~55%の成長を目指すとしている。
売上面については、売上高予想4,250百万円のうち、下期は2,205百万円(前年同期比31.8%増)を見込む。下期の利益面においては、営業利益は210百万円(同2.1%減)、経常利益は209百万円(同2.8%減)、四半期純利益は144百万円(同16.2%減)と、減益の予想となる。減益予想としているのは、主に下期に認知広告を含むマーケティング活動に関して200~250百万円の追加投資を行うためだ。本年1月から実施している電車内広告と、中部・関西圏での駅内広告を継続して行うことで、同社のサービスに関する潜在顧客の第1想起を獲得し、将来的な契約数の拡大につなげることを目指す。その他、人材投資については2025~2026年8月期の新卒採用の強化に向け、追加投資として15~20百万円を計画している。
どちらも将来の業績向上のための前向きの投資であることや、通期で見ると追加投資を織り込んだ上で前期比営業利益率が16.4%から17.6%に1.2ポイント改善する見込みとなっていることを踏まえると、懸念要素はないと弊社では見ている。なお、同社の方針として、マーケティング活動に対する投資は将来の業績向上を目的に行うものであるが、現在の業績を犠牲にしてまで行うことは考えておらず、あくまで現在の業績とのバランスを取ることを心掛けている。今期の業績予想についてもその考え方は貫かれており、利益率についても前期比増とすることを目指しながら必要な投資を行う考えである。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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