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米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識されるなか154円70銭台に上伸

配信日時:2024/04/17 07:57 配信元:MINKABU
 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円72銭前後と前日に比べて45銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円29銭前後と同40銭弱のユーロ高・円安だった。  この日に国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長率見通しを上方修正したことや、米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が講演で「インフレが予想通りに減速しない場合は現在の金融引き締め姿勢をより長期間維持することが適切」と述べたことを受けてドル買い・円売りが先行した。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から軟化する場面もあったが、ドル売り・円買いの動きはすぐに後退。米長期金利が上昇するなか日米金利差の拡大が意識されやすく、ドル円相場は一時154円79銭と約34年ぶりのドル高・円安水準をつけた。その後もパウエルFRB議長がシンクタンク主催の討論会で「最近のインフレデータから判断して、金融当局が利下げに必要な確信を得るのにはより長い時間がかかる可能性が高い」との認識を示したこともあってドルは堅調に推移した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0619ドル前後と前日に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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