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午後:債券サマリー 先物は反落、日銀の政策正常化を意識

配信日時:2024/02/27 15:54 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月3月限は4営業日ぶりに反落。総務省が朝方発表した1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことで、日銀の政策正常化が意識された。  1月のCPIは、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.4となり、前年同月比で2.0%上昇した。伸び率は3カ月連続で縮小したが、市場予想(1.8%上昇)から上振れたことから日銀が3月か4月にも金融政策の正常化に踏み出すとの見方が台頭。26日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことも影響し、寄り付きから売りが優勢となった。この日に財務省が実施した5年物のグリーントランスフォーメーション(GX)経済移行債(クライメート・トランジション国債)入札は、応札倍率が3.39倍と順調な結果となったが相場を押し上げる材料には至らず。短期の政策金利の影響を受けやすい2年債利回りが日銀のマイナス金利解除をにらんで12年半ぶりの水準に上昇するなか、債券先物は午後に146円31銭まで下押す場面があった。  先物3月限の終値は、前日比7銭安の146円47銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.700%をつけたが、午後3時時点では前日と同じ0.685%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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