寄り付き概況

日経平均は359円高でスタート、第一三共や東エレクなどが上昇

配信日時:2024/02/16 09:27 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38517.37;+359.43TOPIX;2614.04;+22.19

[寄り付き概況]

 16日の日経平均は359.43円高の38517.37円と続伸して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は348.85ドル高の38773.12ドル、ナスダックは47.03ポイント高の15906.18で取引を終了した。利下げ期待の再燃で、寄り付き後、上昇。1月小売売上高が予想を下回り、利下げ期待がさらに強まると一段と買われた。
ハイテクは、一部で著名投資会社の売却が当局への届け出で明らかになると、利益確定売りに上値が抑制された。ダウは企業の好決算を好感した買いも見られ、終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇ことが東京市場の株価の支えとなった。
一方、東京市場は高値警戒感が継続していることに加え、主要企業の23年4-12月期決算発表が一巡し、やや手掛かり材料難との見方から、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月4-10日に国内株を6週連続で買い越した。買越額は6213億円だった。今日は、中国(上海、深セン)市場が休場となる。

 セクター別では、卸売業、鉱業、石油石炭製品、不動産業、医薬品などが値上がり率上位、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、東エレク<8035>、KOKUSAI<6525>、楽天グループ<4755>、三井物<8031>、キヤノン<7751>、TOWA<6315>、三菱電<6503>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、三菱商<8058>、リクルートHD<6098>などが上昇。他方、トレンド<4704>、SUMCO<3436>、ソニーG<6758>などが下落している。

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