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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
配信日時:2024/02/02 09:39
配信元:FISCO
*09:39JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 128481.02 +0.57%
1日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比728.74 ポイント高(+0.57%)の128481.02で引けた。日中の取引レンジは127283.98-128481.02となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。利下げの実施が好感された。ブラジル中央銀行はこの日の日本時間午前6:30、政策金利であるセリック金利を市場予想通りねん11.75%から年11.25%に引き下げた。また、米株高や米長期金利の低下も支援材料。ほかに、通貨レアル高の進行もブラジル株のサポート材料となった。一方、12月の鉱工業生産などが翌2日に発表されるため、見極めるムードが強まった。
【ロシア】MOEX指数 3229.89 +0.49%
1日のロシア株式市場は5日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.70ポイント高(+0.49%)の3229.89ポイントで引けた。日中の取引レンジは3220.38-3233.21となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。銀行などの上昇が指数をサポートした。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、上値の重い展開となった。また、経済指標の悪化なども警戒された。1月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.4となり、前月の54.6と予想の53.7を下回った。
【インド】SENSEX指数 71645.30 -0.15%
1日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比106.81ポイント安(-0.15%)の71645.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.25ポイント安(-0.13%)の21697.45で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が圧迫材料。12月のインフラ産業8業種の生産増加率(前年同月比)は3.8%となり、前月の改定値7.9%を大幅に下回ったほか、14カ月ぶりの低水準を記録した。また、IT大手らが相次いでレイオフの実施計画を示していることも雇用市場の悪化懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2770.74 -0.64%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.81ポイント安(-0.64%)の2770.74ポイントと4日続落した。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中関係の悪化懸念がくすぶっているほか、中国不動産業を巡る不透明感が投資家心理の重しとなっている。複数メディアは1月31日、碧桂園HD(2007/HK)に対し、一部の債権者が香港で清算申し立てを計画しているもようと報じた。それに先立つ29日、香港高等法院(高裁)が中国恒大集団(3333/HK)に対して「清算命令」を出したばかり。破綻処理は困難になると予想されていることもあり、不動産市況に対する悪影響も警戒されている。
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1日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比728.74 ポイント高(+0.57%)の128481.02で引けた。日中の取引レンジは127283.98-128481.02となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。利下げの実施が好感された。ブラジル中央銀行はこの日の日本時間午前6:30、政策金利であるセリック金利を市場予想通りねん11.75%から年11.25%に引き下げた。また、米株高や米長期金利の低下も支援材料。ほかに、通貨レアル高の進行もブラジル株のサポート材料となった。一方、12月の鉱工業生産などが翌2日に発表されるため、見極めるムードが強まった。
【ロシア】MOEX指数 3229.89 +0.49%
1日のロシア株式市場は5日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.70ポイント高(+0.49%)の3229.89ポイントで引けた。日中の取引レンジは3220.38-3233.21となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。銀行などの上昇が指数をサポートした。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、上値の重い展開となった。また、経済指標の悪化なども警戒された。1月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.4となり、前月の54.6と予想の53.7を下回った。
【インド】SENSEX指数 71645.30 -0.15%
1日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比106.81ポイント安(-0.15%)の71645.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.25ポイント安(-0.13%)の21697.45で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が圧迫材料。12月のインフラ産業8業種の生産増加率(前年同月比)は3.8%となり、前月の改定値7.9%を大幅に下回ったほか、14カ月ぶりの低水準を記録した。また、IT大手らが相次いでレイオフの実施計画を示していることも雇用市場の悪化懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2770.74 -0.64%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.81ポイント安(-0.64%)の2770.74ポイントと4日続落した。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中関係の悪化懸念がくすぶっているほか、中国不動産業を巡る不透明感が投資家心理の重しとなっている。複数メディアは1月31日、碧桂園HD(2007/HK)に対し、一部の債権者が香港で清算申し立てを計画しているもようと報じた。それに先立つ29日、香港高等法院(高裁)が中国恒大集団(3333/HK)に対して「清算命令」を出したばかり。破綻処理は困難になると予想されていることもあり、不動産市況に対する悪影響も警戒されている。
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