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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反落、財政赤字の拡大が警戒
配信日時:2024/01/30 09:33
配信元:FISCO
*09:33JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反落、財政赤字の拡大が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 128967.32 +0.62%
29日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比464.66 ポイント安(-0.36%)の128502.66で引けた。日中の取引レンジは127852.82-129068.28となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。財政赤字の拡大が警戒された。12月の財政赤字は前月から大幅に拡大し、1997年以来の赤字を記録。2023年通年も前年の464億レアルの黒字から2305億レアル(予想)の赤字に転落する見通しだ。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。一方、米長期金利の低下が指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3176.61 +0.42%
29日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.40ポイント高(+0.42%)の3176.61ポイントで引けた。日中の取引レンジは3169.57-3184.15となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。中国の金融緩和の決定が好感され、買いは継続した。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、成長の鈍化懸念なども引き続き足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 71941.57 +1.76%
29日のインドSENSEX指数は上昇。前日比1240.90ポイント高(+1.76%)の71941.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同385.00ポイント高(+1.80%)の21737.60で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。中国の金融緩和の決定が好感された。また、米インフレは沈静化しており、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの期待も外資の流出懸念を後退させた。ほかに、政府がサバ州選挙前に「都市部エコノミ住宅計画」を発表するとの観測が建設関連の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2883.36 -0.92%
週明け29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比26.87ポイント安(-0.92%)の2883.36ポイントと5日ぶりに反落した。
指標発表が気がかり材料として意識される流れ。中国では今週31日、今年1月の製造業PMIが公表される予定だ。また、米中関係の悪化懸念がくすぶっていることも重しとなっている。指数はこのところの上昇で、約3週ぶりの高値圏を回復しただけに、戻り待ちの売りも出やすい状況だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局のマーケット支援スタンスがプラスだ。中国証券監督管理委員会は28日、譲渡制限付き株式を対象に、空売り目的の貸し出しを禁止すると発表している(29日から実施)。
<CS>
29日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比464.66 ポイント安(-0.36%)の128502.66で引けた。日中の取引レンジは127852.82-129068.28となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。財政赤字の拡大が警戒された。12月の財政赤字は前月から大幅に拡大し、1997年以来の赤字を記録。2023年通年も前年の464億レアルの黒字から2305億レアル(予想)の赤字に転落する見通しだ。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。一方、米長期金利の低下が指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3176.61 +0.42%
29日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.40ポイント高(+0.42%)の3176.61ポイントで引けた。日中の取引レンジは3169.57-3184.15となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。中国の金融緩和の決定が好感され、買いは継続した。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、成長の鈍化懸念なども引き続き足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 71941.57 +1.76%
29日のインドSENSEX指数は上昇。前日比1240.90ポイント高(+1.76%)の71941.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同385.00ポイント高(+1.80%)の21737.60で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。中国の金融緩和の決定が好感された。また、米インフレは沈静化しており、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの期待も外資の流出懸念を後退させた。ほかに、政府がサバ州選挙前に「都市部エコノミ住宅計画」を発表するとの観測が建設関連の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2883.36 -0.92%
週明け29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比26.87ポイント安(-0.92%)の2883.36ポイントと5日ぶりに反落した。
指標発表が気がかり材料として意識される流れ。中国では今週31日、今年1月の製造業PMIが公表される予定だ。また、米中関係の悪化懸念がくすぶっていることも重しとなっている。指数はこのところの上昇で、約3週ぶりの高値圏を回復しただけに、戻り待ちの売りも出やすい状況だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局のマーケット支援スタンスがプラスだ。中国証券監督管理委員会は28日、譲渡制限付き株式を対象に、空売り目的の貸し出しを禁止すると発表している(29日から実施)。
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