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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、自律反発狙いの買いが優勢となる流れ
配信日時:2024/01/12 10:24
配信元:FISCO
*10:24JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、自律反発狙いの買いが優勢となる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 130648.75 -0.15%
11日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比192.34ポイント安(-0.15%)の130648.75で引けた。日中の取引レンジは129897.76-131307.69となった。
小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。インフレ率の加速が指数の足かせに。また、早期の米利下げ期待の後退も外資の流出懸念を強めた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3181.25 +0.52%
11日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.55ポイント高(+0.52%)の3181.25ポイントで引けた。日中の取引レンジは3148.50-3181.25となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源銘柄の物色手掛かり。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。一方、米中経済指標の発表を控え、慎重ムードが強まった。
【インド】SENSEX指数 71721.18 +0.09%
11日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比63.47ポイント高(+0.09%)の71721.18、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.50ポイント高(+0.13%)の21647.20で取引を終えた。
後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。外資の流入が加速しているとの報告が好感された。報告によると、2023年の株式市場への外資流入額は1兆7000億ルピーに上り、過去最高を記録したという。また、2023年度の成長率が7.3%になるとの見通しも支援材料。外部環境では、米ソフトランディングへの期待が高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 2886.65(+0.31%)
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.95ポイント高(+0.31%)の2886.65ポイントと反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日、2020年5月以来の安値水準に落ち込んでいた。対米ドルの人民元相場が下落一服したことも、投資家の買い安心感につながっている。また、影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題を巡る警戒感もやや後退。先ごろ破産申請が受理された中国の民営ノンバンク系資産運用会社、中植企業集団有限公司を巡り、JPモルガン・チェースは最新リポートで、中国金融セクターにシステミック・リスクをもたらす恐れはないとの見解を示した。もっとも、上値は限定されている。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。中国経済の先行き不安がくすぶっているほか、指標発表が気がかり材料となっている。中国ではあす12日、12月の物価統計と貿易統計が発表される予定だ。
<NH>
11日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比192.34ポイント安(-0.15%)の130648.75で引けた。日中の取引レンジは129897.76-131307.69となった。
小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。インフレ率の加速が指数の足かせに。また、早期の米利下げ期待の後退も外資の流出懸念を強めた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3181.25 +0.52%
11日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.55ポイント高(+0.52%)の3181.25ポイントで引けた。日中の取引レンジは3148.50-3181.25となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源銘柄の物色手掛かり。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。一方、米中経済指標の発表を控え、慎重ムードが強まった。
【インド】SENSEX指数 71721.18 +0.09%
11日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比63.47ポイント高(+0.09%)の71721.18、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.50ポイント高(+0.13%)の21647.20で取引を終えた。
後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。外資の流入が加速しているとの報告が好感された。報告によると、2023年の株式市場への外資流入額は1兆7000億ルピーに上り、過去最高を記録したという。また、2023年度の成長率が7.3%になるとの見通しも支援材料。外部環境では、米ソフトランディングへの期待が高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 2886.65(+0.31%)
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.95ポイント高(+0.31%)の2886.65ポイントと反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日、2020年5月以来の安値水準に落ち込んでいた。対米ドルの人民元相場が下落一服したことも、投資家の買い安心感につながっている。また、影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題を巡る警戒感もやや後退。先ごろ破産申請が受理された中国の民営ノンバンク系資産運用会社、中植企業集団有限公司を巡り、JPモルガン・チェースは最新リポートで、中国金融セクターにシステミック・リスクをもたらす恐れはないとの見解を示した。もっとも、上値は限定されている。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。中国経済の先行き不安がくすぶっているほか、指標発表が気がかり材料となっている。中国ではあす12日、12月の物価統計と貿易統計が発表される予定だ。
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