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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、高値警戒感から利益確定売り圧力も強まった
配信日時:2024/01/05 10:03
配信元:FISCO
*10:03JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、高値警戒感から利益確定売り圧力も強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 131225.90 -1.21%
4日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1608.05ポイント安(-1.21%)の131225.90で引けた。日中の取引レンジは131,023.71-132,885.11となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米長期金利の上昇やハイテク株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も強まった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 3136.07 0.19%
4日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.84ポイント高(+0.19%)の3136.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは3133.93-3144.25となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。内需関連の上昇が指数をサポート。新年の大型連休での消費拡大が期待されているもようだ。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、早期の米利下げ観測の後退なども外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 71847.57 +0.69%
4日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比490.97ポイント高(+0.69%)の71847.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同141.25ポイント高(+0.66%)の21658.60で取引を終え
た。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長予想の上方修正が好感された。地元の格付け会社インディアン・レーティングは最新リポートで、2023年度のインドの成長予想をこれまでの6.2%から6.7%に引き上げた。官民投資がそろって安定的に拡大していることが上方修正の理由として挙げられている。また、2024年の農村部の消費が堅調な伸びを示すとの見方も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2954.35 -0.43%
4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.90ポイント安(-0.43%)の2954.35ポイントと反落した。
中国経済の先行き不安が改めて意識される流れ。12月31日に公表された12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0に低下し、市場予想(49.6)以上に前月(49.4)からさらに悪化している(景況判断の境目となる50を割り込むのは3カ月連続)。また、格付け会社フィッチ・レーティングスは3日、中国の国有資産管理会社(AMC)4社の格付引き下げを明らかにした。不良債権問題も再燃している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。経済対策の期待感が相場を支えている。一部のアナリストは、中国人民銀行(中央銀行)が近く、政策金利や預金準備率の引き下げなど追加の緩和策を打ち出す可能性があると分析した。
<CS>
4日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1608.05ポイント安(-1.21%)の131225.90で引けた。日中の取引レンジは131,023.71-132,885.11となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米長期金利の上昇やハイテク株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も強まった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 3136.07 0.19%
4日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.84ポイント高(+0.19%)の3136.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは3133.93-3144.25となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。内需関連の上昇が指数をサポート。新年の大型連休での消費拡大が期待されているもようだ。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、早期の米利下げ観測の後退なども外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 71847.57 +0.69%
4日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比490.97ポイント高(+0.69%)の71847.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同141.25ポイント高(+0.66%)の21658.60で取引を終え
た。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長予想の上方修正が好感された。地元の格付け会社インディアン・レーティングは最新リポートで、2023年度のインドの成長予想をこれまでの6.2%から6.7%に引き上げた。官民投資がそろって安定的に拡大していることが上方修正の理由として挙げられている。また、2024年の農村部の消費が堅調な伸びを示すとの見方も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2954.35 -0.43%
4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.90ポイント安(-0.43%)の2954.35ポイントと反落した。
中国経済の先行き不安が改めて意識される流れ。12月31日に公表された12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0に低下し、市場予想(49.6)以上に前月(49.4)からさらに悪化している(景況判断の境目となる50を割り込むのは3カ月連続)。また、格付け会社フィッチ・レーティングスは3日、中国の国有資産管理会社(AMC)4社の格付引き下げを明らかにした。不良債権問題も再燃している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。経済対策の期待感が相場を支えている。一部のアナリストは、中国人民銀行(中央銀行)が近く、政策金利や預金準備率の引き下げなど追加の緩和策を打ち出す可能性があると分析した。
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