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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、欧米株高や早期の米利下げ期待で
配信日時:2023/12/15 10:25
配信元:FISCO
*10:25JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、欧米株高や早期の米利下げ期待で
【ブラジル】ボベスパ指数 130842.09 +1.06%
14日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1377.01ポイント高(+1.06%)の130842.09で引けた。日中の取引レンジは129,469.02-131,259.81となった。
海外先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。一方、経済指標の悪化が指数の足かせとなった。10月の小売売上高の上昇率(前年同月比)0.2%となり、前月の3.3%と予想の1.8%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 3008.84 -0.77%
14日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.38ポイント安(-0.77%)の3008.84ポイントで引けた。日中の取引レンジは3005.94-3057.08となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ観測が圧迫材料。今週15日に発表される政策金利について、これまでの年15.0%から年16.0%に引き上げられると予測されている。一方、指数の下値は限定的。米早期の利下げ観測が好感された。また、ロシア経済のプラス成長観測も支援材料。プーチン大統領はこのほど、2023年の成長率が昨年のマイナス2.1%からプラス3.5%に改善すると発言した。同年のインフレ率は7.5%になるとの見方を示した。
【インド】SENSEX指数 70514.20 +1.34%
14日のインドSENSEX指数は続伸。前日比929.60ポイント高(+1.34%)の70514.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同256.35ポイント高(+1.23%)の21182.70で取引を終えた。
高く寄り付いた後は引けまで狭いレンジでもみ合った。早期の米利下げ観測を受け、インドなど新興国市場に買いが広がった。また、成長予想の上方修正なども支援材料。アジア開発銀行(ADB)は最新リポートで、2023年のインドの成長予想をこれまでの6.3%から6.7%に引き上げた。ADBは、インドの製造業や工業部門が堅調に伸びている上、農業部門も予想以上に拡大していると指摘した。ほかに、海外市場の上昇が買い安心感を与えた。
【中国本土】上海総合指数 2958.99 -0.33%
14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.77ポイント安(-0.33%)の2958.99ポイントと続落した。年初来安値を付けた10月23日以来、約2カ月ぶりの水準に落ち込んでいる。
中国経済の先行き不透明感が重しとなる流れ。12日閉幕した翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」では、期待されていた強力な景気刺激策導入の方針は打ち出されず、アナリストの一部からは落胆の声が聞かれた。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が相次ぐ状況。中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した11月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想にとどかず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは前月水準を下回った。また、あす15日に小売売上高や鉱工業生産など11月の各種統計が公表される。ただ、下値は限定的。14日の外国為替市場で、対米ドルの人民元が大幅上昇する中、国内からの資金流出懸念が和らいだ。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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14日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1377.01ポイント高(+1.06%)の130842.09で引けた。日中の取引レンジは129,469.02-131,259.81となった。
海外先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。一方、経済指標の悪化が指数の足かせとなった。10月の小売売上高の上昇率(前年同月比)0.2%となり、前月の3.3%と予想の1.8%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 3008.84 -0.77%
14日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.38ポイント安(-0.77%)の3008.84ポイントで引けた。日中の取引レンジは3005.94-3057.08となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ観測が圧迫材料。今週15日に発表される政策金利について、これまでの年15.0%から年16.0%に引き上げられると予測されている。一方、指数の下値は限定的。米早期の利下げ観測が好感された。また、ロシア経済のプラス成長観測も支援材料。プーチン大統領はこのほど、2023年の成長率が昨年のマイナス2.1%からプラス3.5%に改善すると発言した。同年のインフレ率は7.5%になるとの見方を示した。
【インド】SENSEX指数 70514.20 +1.34%
14日のインドSENSEX指数は続伸。前日比929.60ポイント高(+1.34%)の70514.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同256.35ポイント高(+1.23%)の21182.70で取引を終えた。
高く寄り付いた後は引けまで狭いレンジでもみ合った。早期の米利下げ観測を受け、インドなど新興国市場に買いが広がった。また、成長予想の上方修正なども支援材料。アジア開発銀行(ADB)は最新リポートで、2023年のインドの成長予想をこれまでの6.3%から6.7%に引き上げた。ADBは、インドの製造業や工業部門が堅調に伸びている上、農業部門も予想以上に拡大していると指摘した。ほかに、海外市場の上昇が買い安心感を与えた。
【中国本土】上海総合指数 2958.99 -0.33%
14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.77ポイント安(-0.33%)の2958.99ポイントと続落した。年初来安値を付けた10月23日以来、約2カ月ぶりの水準に落ち込んでいる。
中国経済の先行き不透明感が重しとなる流れ。12日閉幕した翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」では、期待されていた強力な景気刺激策導入の方針は打ち出されず、アナリストの一部からは落胆の声が聞かれた。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が相次ぐ状況。中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した11月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想にとどかず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは前月水準を下回った。また、あす15日に小売売上高や鉱工業生産など11月の各種統計が公表される。ただ、下値は限定的。14日の外国為替市場で、対米ドルの人民元が大幅上昇する中、国内からの資金流出懸念が和らいだ。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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