注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国経済の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ
配信日時:2023/12/14 10:29
配信元:FISCO
*10:29JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国経済の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 129465.08 +2.42%
13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3062.05ポイント高(+2.42%)の129465.08で引けた。日中の取引レンジは126,298.76-129,793.35となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を急速に拡大させた。早期の米利下げ期待の高まりが好感され、ブラジルなど新興国市場に買いが広がった。また、国内の利下げ期待も支援材料。なお、ブラジル中央銀行が14日の日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年12.25%から11.75%に引き下げると決定した。ほかに、通貨レアル高がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3032.22 +0.41%
13日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.33ポイント高(+0.41%)の3032.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,002.38-3,043.42となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米長期金利の低下が支援材料となり、ロシアなど新興国市場に買いが広がった。また、欧州市場の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて積極的な買いは手控えられた。
【インド】SENSEX指数 69584.60 +0.05%
13日のインドSENSEX指数は強含み。前日比33.57ポイント高(+0.05%)の69584.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.95ポイント高(+0.10%)の20926.35で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の上振れが好感された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は11.7%となり、前月の6.2%(改定値)と予想の10.5%を上回った。また、インフレ率が予想を下回ったことも支援材料。11月のインフレ率は5.55%となり、前月の4.87%から加速したが、予想の5.78%を下回った。外部環境では、米長期金利の低下などが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 2968.76 -1.15%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比34.68ポイント安(-1.15%)の2968.76ポイントと4日ぶりに反落した。
中国経済の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ。政策期待もやや後退している。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は、2日間の日程で昨日閉幕。政府は来年、積極的な財政政策を強化し、穏健な金融政策の柔軟性を高める方針と伝わったが、アナリストの一部からは、大規模な景気刺激策は見込めないと落胆する声も聞かれている。指標発表も気がかり。今週15日、11月の重要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が予定されている。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が多かっただけに、内容を見極めたいとするスタンスが高まった。指数は終盤に入り下げ幅を広げている。
<NH>
13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3062.05ポイント高(+2.42%)の129465.08で引けた。日中の取引レンジは126,298.76-129,793.35となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を急速に拡大させた。早期の米利下げ期待の高まりが好感され、ブラジルなど新興国市場に買いが広がった。また、国内の利下げ期待も支援材料。なお、ブラジル中央銀行が14日の日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年12.25%から11.75%に引き下げると決定した。ほかに、通貨レアル高がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3032.22 +0.41%
13日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.33ポイント高(+0.41%)の3032.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,002.38-3,043.42となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米長期金利の低下が支援材料となり、ロシアなど新興国市場に買いが広がった。また、欧州市場の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて積極的な買いは手控えられた。
【インド】SENSEX指数 69584.60 +0.05%
13日のインドSENSEX指数は強含み。前日比33.57ポイント高(+0.05%)の69584.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.95ポイント高(+0.10%)の20926.35で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の上振れが好感された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は11.7%となり、前月の6.2%(改定値)と予想の10.5%を上回った。また、インフレ率が予想を下回ったことも支援材料。11月のインフレ率は5.55%となり、前月の4.87%から加速したが、予想の5.78%を下回った。外部環境では、米長期金利の低下などが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 2968.76 -1.15%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比34.68ポイント安(-1.15%)の2968.76ポイントと4日ぶりに反落した。
中国経済の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ。政策期待もやや後退している。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は、2日間の日程で昨日閉幕。政府は来年、積極的な財政政策を強化し、穏健な金融政策の柔軟性を高める方針と伝わったが、アナリストの一部からは、大規模な景気刺激策は見込めないと落胆する声も聞かれている。指標発表も気がかり。今週15日、11月の重要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が予定されている。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が多かっただけに、内容を見極めたいとするスタンスが高まった。指数は終盤に入り下げ幅を広げている。
<NH>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況