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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続落、外資の流出懸念から売りは広がった

配信日時:2023/10/24 11:19 配信元:FISCO
*11:19JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日続落、外資の流出懸念から売りは広がった 【ブラジル】ボベスパ指数 113155.28 -0.74%
20日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比849.02ポイント安(-0.74%)安の113155.28で引けた。日中の取引レンジは112533.33-114089.58となった。

前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。海外市場の下落を受け、ブラジル株にも売りが広がった。また、中東情勢の悪化などもリスク回避の売りを加速させた。一方、通貨レアル高が指数を下支えした。また、経済指標の改善なども好感された。

【ロシア】MOEX指数  -0.17%
23日のロシア株式市場は7日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.59ポイント安(-0.17%)の3263.68ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,248.39-3,283.80となった。

買いが先行した後は売りに押され、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、中東情勢をめぐる緊張感の高まりなども引き続き警戒された。一方、指数の下値は限定的。米長期金利の低下などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 64571.88 -1.26%
23日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比825.74ポイント安(-1.26%)の64571.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同260.90ポイント安(-1.34%)の19281.75で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界的な株安を受け、インド市場にも売り圧力が強まった。また、中東情勢をめぐる緊張感の高まりもリスク回避の売りを高めた。

【中国本土】上海総合指数 2939.29 -1.47%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比43.77ポイント安(-1.47%)の2939.29ポイントと4日続落した。昨年10月30日以来、約11カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

米国の長期金利の上昇を受け、外資の流出懸念から売りは広がった。また、中東情勢をめぐる緊張感の高まりなどもリスク回避の売りを加速させた。 国内では、成長ペースの減速など景気鈍化が指数の足かせとなった。また、半導体を巡る米中対立の激化も対象セクターの圧迫材料となった。


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