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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、外部環境の不透明感が重しとなる流れ
配信日時:2023/10/11 11:10
配信元:FISCO
*11:10JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、外部環境の不透明感が重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 116736.95 +1.37%
10日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1580.88ポイント高(+1.37%)の116736.95で引けた。日中の取引レンジは115157.90-116899.51となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。米利上げの休止観測が好感され、外資の流出懸念の後退から買いは継続した。また、中国当局が新たな景気刺激策を打ち出すとの観測も支援材料。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株のサポート材料となった。一方、中東地域での地政学リスクの高まりなどが引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3177.03 +0.09%
10日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.01ポイント高(+0.09%)の3177.03ポイントで引けた。日中の取引レンジは3162.61-3182.08となった。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米年内の利上げ懸念の後退が引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。ブレント原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、中東地域での地政学リスクの高まりなども引き続き警戒された。
【インド】SENSEX指数 66079.36 +0.87%
10日のインドSENSEX指数は反発。前日比566.97ポイント高(+0.87%)の66079.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.50ポイント高(+0.91%)の19689.85で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米国が年内の利上げを実施しないとの観測が好感された。また、アジア市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。国内では、都市部の失業率の低下などが景気の低迷懸念を後退させた。また、企業活動指数の上昇など経済指標の改善も引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3075.24 -0.70%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比21.69ポイント安(-0.70%)の3075.24ポイントと続落した。
国内発の新規材料に乏しい中、外部環境の不透明感が重しとなる流れ。パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルの「戦争」で、中東地域が不安定化すると懸念された。中国が掲げる広域経済圏の「一帯一路」戦略では、中東地区も重要なハブとなっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。10日の外国為替市場で、対米ドルでの人民元相場が大幅に続伸していることなどを好感し、指数はプラス圏で推移する場面もあった。
<NH>
10日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1580.88ポイント高(+1.37%)の116736.95で引けた。日中の取引レンジは115157.90-116899.51となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。米利上げの休止観測が好感され、外資の流出懸念の後退から買いは継続した。また、中国当局が新たな景気刺激策を打ち出すとの観測も支援材料。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株のサポート材料となった。一方、中東地域での地政学リスクの高まりなどが引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3177.03 +0.09%
10日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.01ポイント高(+0.09%)の3177.03ポイントで引けた。日中の取引レンジは3162.61-3182.08となった。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米年内の利上げ懸念の後退が引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。ブレント原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、中東地域での地政学リスクの高まりなども引き続き警戒された。
【インド】SENSEX指数 66079.36 +0.87%
10日のインドSENSEX指数は反発。前日比566.97ポイント高(+0.87%)の66079.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.50ポイント高(+0.91%)の19689.85で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米国が年内の利上げを実施しないとの観測が好感された。また、アジア市場の上昇を受け、インド株も買いが先行。国内では、都市部の失業率の低下などが景気の低迷懸念を後退させた。また、企業活動指数の上昇など経済指標の改善も引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3075.24 -0.70%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比21.69ポイント安(-0.70%)の3075.24ポイントと続落した。
国内発の新規材料に乏しい中、外部環境の不透明感が重しとなる流れ。パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルの「戦争」で、中東地域が不安定化すると懸念された。中国が掲げる広域経済圏の「一帯一路」戦略では、中東地区も重要なハブとなっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。10日の外国為替市場で、対米ドルでの人民元相場が大幅に続伸していることなどを好感し、指数はプラス圏で推移する場面もあった。
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