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金は底値圏に近いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2023/10/06 17:25 配信元:FISCO
*17:25JST 金は底値圏に近いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は底値圏に近いか』と述べています。

続いて、『9月19、20日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)は、市場予想通りに政策金利の据え置きを決めた。一方、来年の政策金利の見通しを大幅に上方修正した。政策金利の見通しは、年内に0.25%の引き上げを予想した。金利据え置きながら「タカ派的」な会合となった』とし、『これを受けて米長期金利、ドルインデックスはいずれも上昇し、ドル建て金は割高感が強まり、また利子を産まない資産である「金」には大きな向かい風となった。NY金(12月限)はじりじりと値を下げ、サポートラインと見られていた8月21日の安値1913.6ドル、心理的な節目である1900ドルを下回ると、下げが加速した』と解説しています。

次に、『週明け10月2日、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が金融引き締めを支持する講演をしたことから、米10年債利回りは一時、16年ぶりに4.7%まで上昇、ドルインデックスは昨年11月下旬以来の水準に上昇した。NY金は1850ドルも下回り、3月上旬以来約7カ月ぶりの安値水準となった』と伝えています。

また、『3日は8月の米雇用動態調査(JOLTS)の堅調さに加え、「年内にあと1回利上げし、その後しばらく金利を据え置く必要がある」(クリーブランド連邦準備銀行のメスター総裁)といった要人発言が伝えられ、金利を生まない金は圧力がかかった。米長期金利は16年ぶりの高水準である4.80%台へ上昇した』と述べています。

さらに、『4日には9月ADP雇用報告、8月製造業受注、9月米ISM非製造業景況指数、5日は新規失業保険申請件数、6日は9月雇用統計と重要な指標が日替わりで発表される。強い結果であれば金売りが強まり、1800ドルを試す展開となろう。逆に、弱い結果であれば下げ止まりから値固めとなろう』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、NY金について、『ただ、大きく動く展開は、雇用統計の発表後と思われる。金相場は1800ドルの節目を試す下げになるかもしれない。しかし、RSI(相対力指数)が30%を下回る状況にあり、ここからの下値余地は限定的だろう』と考察しています。予想レンジは、『1800~1870ドル』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月4日付「金は底値圏に近いか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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