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NYの視点:米8月JOLT求人件数が予想外に増加も必ずしも労働市場の強い証拠にならず
配信日時:2023/10/04 07:42
配信元:FISCO
*07:42JST NYの視点:米8月JOLT求人件数が予想外に増加も必ずしも労働市場の強い証拠にならず
米労働省が発表した8月JOLT求人件数は961万件となった。求人件数は21年3月以降ほぼ2年超ぶりの低水準となった7月892万件からさらに減少予想に反し増加し、5月来の高水準となった。7月から69万件の増加と、21年7月来で最大となる。3カ月連続で減少後、再び増加に転じた。
一方で、雇用者の労働市場の自信を示すとして注目されている自主的退職率は1.9万人増の363.8万人と21年5月来の低水準を保った。採用率も3.5万人増加の558.57万人にとどまり21年3月来の低水準付近。失業者1人に対する求人数も1.51と、ほぼ変わらず。企業の回答率も31%と、低く、労働市場が強いと判断する強い証拠とも言えない。
9月雇用統計でさらに労働市場の再診の動向を再確認していく。
■8月労働市場ダッシュボード
求人件数:5.8%(7月5.4%、2022年6.2%)
雇用削減率:1.1%(7月1.1%、1.1%)
自主的退職率:2.3%(7月2.3%、2.8%)
採用率:3.7%(7月3.7%、4.2%)
失業率:3.8%(3.5%)
不完全雇用率(U6):7.1%(6.7%)
非農業部門雇用者数:+18.7万人(7月+15.7万人←+18.5万人)
平均時給:前月比+0.2%、前年比+4.3%(7月+0.4%、+4.4%)
<CS>
一方で、雇用者の労働市場の自信を示すとして注目されている自主的退職率は1.9万人増の363.8万人と21年5月来の低水準を保った。採用率も3.5万人増加の558.57万人にとどまり21年3月来の低水準付近。失業者1人に対する求人数も1.51と、ほぼ変わらず。企業の回答率も31%と、低く、労働市場が強いと判断する強い証拠とも言えない。
9月雇用統計でさらに労働市場の再診の動向を再確認していく。
■8月労働市場ダッシュボード
求人件数:5.8%(7月5.4%、2022年6.2%)
雇用削減率:1.1%(7月1.1%、1.1%)
自主的退職率:2.3%(7月2.3%、2.8%)
採用率:3.7%(7月3.7%、4.2%)
失業率:3.8%(3.5%)
不完全雇用率(U6):7.1%(6.7%)
非農業部門雇用者数:+18.7万人(7月+15.7万人←+18.5万人)
平均時給:前月比+0.2%、前年比+4.3%(7月+0.4%、+4.4%)
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