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NYの視点:【今週の注目イベント】米コアPCEデフレーター、パウエルFRB議長タウンホール会合、中国PMI、など

配信日時:2023/09/25 07:39 配信元:FISCO
*07:39JST NYの視点:【今週の注目イベント】米コアPCEデフレーター、パウエルFRB議長タウンホール会合、中国PMI、など 今週は、米国では4-6月期国内総生産(GDP)確定値や米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視しているコアPCEデフレーターに特に注目が集まる。FRBは9月のFOMCで市場の予想通り政策金利を据え置いたが、経済成長率見通しを上方修正し、適切であれば追加利上げする準備があると、インフレ制御での勝利宣言はせず慎重姿勢を維持した。パウエル議長はインフレの目標2%達成までは長い道のりとしたが、会合後のインタビューなどで、FRB高官はインフレ目標達成のため、追加利上げが必要となる可能性が強いとの見解を示している。

8月コアPCEデフレーターは7月に伸びが拡大したのち、再び鈍化し、21年9月来の4%割れが予想されている。FRBの利上げが奏功し、インフレが遅いペースながらも鈍化傾向にある一方で、 4-6月期国内総生産(GDP)確定値は改定値の2.1%成長から2.2%成長に上方修正される見通し。FRBのメンバーは今年、来年の成長見通しも引き上げており、経済の成長が予想以上と指摘。インフレの鈍化が滞ったり、もしくは予想以上の成長率に上方修正された場合は、年内の追加利上げ観測が強まり、一段のドル買いにつながる可能性がある。

そのほか、パウエルFRB議長は教育者とのタウンホール会合を主催する。また、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がイベントで講演を予定しており、発言などに注目が集まる。

■今週の主な注目イベント

●米国
25日:9月シカゴ連銀全米活動指数、ダラス連銀製造業活動
26日:9月フィラデルフィア連銀非製造業活動、7月FHFA住宅価格指数、7月20都市住宅価格指数、8月新築住宅販売、9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀製造業指数
27日:8月耐久財受注、8月製造業受注
28日:4-6月期国内総生産(GDP)確定値、週次失業保険申請件数、8月中古住宅販売仮契約、パウエル議長は28日にタウンホールミーティングを主催
29日:8月卸売り在庫、8月個人所得・支出、コアPCEデフレーター、9月シカゴPMI、9月ミシガン大消費者信頼感指数(29日)

●IAEAウィーンで会合

●欧州
25日:独IFO企業景況感指数
28日:ユーロ圏消費者信頼感
29日:ユーロ圏、仏CPI、ラガルドECB総裁はイベントで講演

●中国
29日:財新製造業・サービス業PMI、

●日本
27日:7月会合議事要旨公表
29日:失業率、東京CPI、鉱工業生産、小売売上高

●英
29日:GDP

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