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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、利上げの実施も改めて嫌気

配信日時:2023/09/19 09:56 配信元:FISCO
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、利上げの実施も改めて嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 118288.21 -0.40%
18日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比469.32ポイント安(-0.40%)の118288.21で引けた。日中の取引レンジは118122.66-119485.90となった。

前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押された。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードも強い。一方、成長予想の上方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の2.64%から2.89%に上方修正された。23年末時点の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の4.93%から4.86%に引き下げられている。

【ロシア】MOEX指数 3135.18 -0.55%
18日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.35ポイント安(-0.55%)の3135.18ポイントで引けた。日中の取引レンジは3127.37 - 3177.23となった。

買いが先行した後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州連合(EU)が対ロ制裁の追加を検討しているとの報道が嫌気された。また、利上げの実施も改めて嫌気された。一方、2023年の成長率が予想以上になるとの予測が好感された。プーチン大統領は18日、2023年の成長率について、2.5-2.8%になると発言した。これは前回予想の1.2%を上回っている。

【インド】SENSEX指数 67596.84 -0.36%
18日のインドSENSEX指数は小反落。前日比241.79ポイント安(-0.36%)の67596.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.05ポイント安(-0.29%)の20133.30で取引を終えた。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。SENSEX指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売りが優勢となった。また、2023年度の名目国内総生産(GDP)成長率の目標が達成されない可能性があるとの指摘が嫌気された。また、欧州市場が軟調な値動きを示したことも終盤の売り圧力を高めた。ほかに、翌19日はガネーシュ・フェスティバルでインド市場が休場となるため、積極的な買いは手控えられた。

【中国本土】上海総合指数 3125.93 +0.26%
週明け18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比8.19ポイント高(+0.26%)の3125.93ポイントと反発した。

中国景気の持ち直し期待が改めて意識される流れ。先週公表された8月の経済統計では、不動産開発など投資関連の指標が低迷したものの、小売売上高や鉱工業生産は市場予想を大幅に上回った。また、中国人民銀行(中央銀行)は14日、預金準備率を0.25%引き下げると発表している(15日付で実施)。


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