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NYの視点:米8月ISM非製造業景況指数はサービスインフレの強さ確認、FRBの早期利上げ終了観測が後退

配信日時:2023/09/07 07:38 配信元:FISCO
*07:38JST NYの視点:米8月ISM非製造業景況指数はサービスインフレの強さ確認、FRBの早期利上げ終了観測が後退 全米管理協会(ISM)が発表した8月ISM非製造業景況指数は54.5と、7月52.7から低下予想に反し上昇し、2月来で最高となった。同指数の仕入れ価格は58.9と4月来で最高となり、サービスインフレが依然高止まりしている証拠となった。雇用も54.7と、50.7から上昇し21年11月来の高水準。

サービス業が引き続き好調で、米国経済が景気後退を回避可能との見方も強まりつつある。

■米8月ISM非製造業景況指数:54.5(7月52.7)
新規受注:57.5(55.0)
仕入れ価格:58.9(56.8)
受注残:41.8(52.1)
入荷水準:48.5(48.1)
雇用:54.7(50.7)
新規輸出受注:62.1(61.1)
輸入:52.3(52.3)

良好なISMの結果に対し、FRBが公表した最新の米地区連銀経済報告(ベージュブック)の中では景気や雇用の鈍化また、物価の伸び鈍化も指摘されており、対照的な結果となっている。

短期金融市場は連邦準備制度理事会(FRB)が11月FOMCで0.25%の利上げを再開することを50%近く織り込んだ。金利先高観は根強く、ドルを支える。

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