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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、証券株に売り
配信日時:2023/08/22 10:12
配信元:FISCO
*10:12JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、証券株に売り
【ブラジル】ボベスパ指数 114429.35 -0.85%
21日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比979.17ポイント安(-0.85%)の114429.35で引けた。日中の取引レンジは114066.51 - 115424.65となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、インフレ率の加速懸念も警戒された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にした最新調査では、2023年末時点のインフレ予想が前回の4.84%から4.90%に引き上げられた。一方、米ハイテク株高が対象セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 3139.93 +0.92%
21日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比28.71ポイント高(+0.92%)の3139.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは3122.37 - 3150.61となった。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料。また、取引中の原油価格が堅調な値動きを示したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、中国の景気低迷や米金融引き締めの長期化懸念が引き続き足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 65216.09 +0.41%
21日のインドSENSEX指数は小反発。前日比267.43ポイント高(+0.41%)の65216.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同83.45ポイント高(+0.43%)の19393.60で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。政府がインフレ加速に向けた一連の対策を強化しているとの報道が好感された。また、インド経済が安定的に成長するとの見方も引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3092.98 -1.24%
週明け21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.98ポイント安(-1.24%)の3092.98ポイントと続落した。昨年12月30日以来、約7カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
前週末の軟調地合いを継ぐ流れ。不動産デベロッパーや地方政府の債務問題、消費活動の低迷など不安材料が山積している。政策金利の発表にも失望感。寄り付き前に公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRが引き下げ予想に反し4.20%に据え置かれている。銀行貸出の指標となる1年物LPRは3.55→3.45%に引き下げられたが、予想(3.40%)ほどではなかった。人民元安の進行も不安視。21日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が再び年初来安値に接近している。中国経済対策の期待感などで指数は下げ渋る場面がみられたものの、引けにかけて下げ幅を広げた。
<NH>
21日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比979.17ポイント安(-0.85%)の114429.35で引けた。日中の取引レンジは114066.51 - 115424.65となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、インフレ率の加速懸念も警戒された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にした最新調査では、2023年末時点のインフレ予想が前回の4.84%から4.90%に引き上げられた。一方、米ハイテク株高が対象セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 3139.93 +0.92%
21日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比28.71ポイント高(+0.92%)の3139.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは3122.37 - 3150.61となった。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料。また、取引中の原油価格が堅調な値動きを示したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、中国の景気低迷や米金融引き締めの長期化懸念が引き続き足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 65216.09 +0.41%
21日のインドSENSEX指数は小反発。前日比267.43ポイント高(+0.41%)の65216.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同83.45ポイント高(+0.43%)の19393.60で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。政府がインフレ加速に向けた一連の対策を強化しているとの報道が好感された。また、インド経済が安定的に成長するとの見方も引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3092.98 -1.24%
週明け21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.98ポイント安(-1.24%)の3092.98ポイントと続落した。昨年12月30日以来、約7カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
前週末の軟調地合いを継ぐ流れ。不動産デベロッパーや地方政府の債務問題、消費活動の低迷など不安材料が山積している。政策金利の発表にも失望感。寄り付き前に公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRが引き下げ予想に反し4.20%に据え置かれている。銀行貸出の指標となる1年物LPRは3.55→3.45%に引き下げられたが、予想(3.40%)ほどではなかった。人民元安の進行も不安視。21日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が再び年初来安値に接近している。中国経済対策の期待感などで指数は下げ渋る場面がみられたものの、引けにかけて下げ幅を広げた。
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