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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は弱含み、米利上げの長期化懸念やルピー安の進行で
配信日時:2023/08/21 10:22
配信元:FISCO
*10:22JST 概況からBRICsを知ろう インド株式市場は弱含み、米利上げの長期化懸念やルピー安の進行で
【ブラジル】ボベスパ指数 115408.52 +0.37%
18日のブラジル株式市場は13日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比426.23ポイント高(+0.37%)の115408.52で引けた。日中の取引レンジは114,859.21 - 116,610.49となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米金融引き締めの長期化観測が指数の上値を抑えた。また、中国景気の低迷が続いていることも引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3111.22 +1.71%
18日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比52.20ポイント高(+1.71%)の3111.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3058.01 - 3111.22となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブルと原油価格の同時高が好感され、ロシア株に買いが広がった。また、中国の金融緩和を含む景気対策への期待が高まっていることも支援材料。一方、米金融引き締め懸念の長期化観測が引き続き指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 64948.66 -0.31%
18日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比202.36ポイント安(-0.31%)の64948.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.10ポイント安(-0.28%)の19310.15で取引を終えた。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。米利上げの長期化懸念が外資の流出観測を高めた。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。米金利高を受け、ルピーの対米ドルレートは過去最安値を記録している。ほかに、インフレ率が7-9月期に6%以上に加速するとの観測が嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 3131.95 -1.00%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.79ポイント安(-1.00%)の3131.95ポイントと反落した。今年1月4日以来、約7カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
景気減速が改めて意識される流れ。国内では不動産市場の低迷や、消費活動の停滞が鮮明化している。複数の証券ブローカーは、中国経済の先行きに慎重な見方を示した。2023年に「5.0%前後」の国内総生産(GDP)成長を確保するとの当局目標については、達成困難との見方が広がっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を支えている。中国人民銀行(中央銀行)は17日、第2四半期(4?6月)の「貨幣政策執行報告」を発表。マクロ経済政策の調整を強化し、潤沢な流動性と人民元相場の安定を維持する方針を示した。人民元安進行の警戒感も後退。外電は17日、「足元で対米ドルでの人民元安が加速するなか、中国当局が国有銀行に対し、外国為替市場への介入を強化するよう指示した」などと報じた。人民銀行は18日、人民元レートの対米ドル基準値を6営業日ぶりに元高方向で設定(予想以上の元高水準)。外国為替市場では、人民元高・米ドル安が急速に進んでいる。
<NH>
18日のブラジル株式市場は13日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比426.23ポイント高(+0.37%)の115408.52で引けた。日中の取引レンジは114,859.21 - 116,610.49となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米金融引き締めの長期化観測が指数の上値を抑えた。また、中国景気の低迷が続いていることも引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3111.22 +1.71%
18日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比52.20ポイント高(+1.71%)の3111.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3058.01 - 3111.22となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブルと原油価格の同時高が好感され、ロシア株に買いが広がった。また、中国の金融緩和を含む景気対策への期待が高まっていることも支援材料。一方、米金融引き締め懸念の長期化観測が引き続き指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 64948.66 -0.31%
18日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比202.36ポイント安(-0.31%)の64948.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.10ポイント安(-0.28%)の19310.15で取引を終えた。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。米利上げの長期化懸念が外資の流出観測を高めた。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料。米金利高を受け、ルピーの対米ドルレートは過去最安値を記録している。ほかに、インフレ率が7-9月期に6%以上に加速するとの観測が嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 3131.95 -1.00%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.79ポイント安(-1.00%)の3131.95ポイントと反落した。今年1月4日以来、約7カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
景気減速が改めて意識される流れ。国内では不動産市場の低迷や、消費活動の停滞が鮮明化している。複数の証券ブローカーは、中国経済の先行きに慎重な見方を示した。2023年に「5.0%前後」の国内総生産(GDP)成長を確保するとの当局目標については、達成困難との見方が広がっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を支えている。中国人民銀行(中央銀行)は17日、第2四半期(4?6月)の「貨幣政策執行報告」を発表。マクロ経済政策の調整を強化し、潤沢な流動性と人民元相場の安定を維持する方針を示した。人民元安進行の警戒感も後退。外電は17日、「足元で対米ドルでの人民元安が加速するなか、中国当局が国有銀行に対し、外国為替市場への介入を強化するよう指示した」などと報じた。人民銀行は18日、人民元レートの対米ドル基準値を6営業日ぶりに元高方向で設定(予想以上の元高水準)。外国為替市場では、人民元高・米ドル安が急速に進んでいる。
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