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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、原油・ルーブルの同時高を好感
配信日時:2023/08/18 10:01
配信元:FISCO
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反発、原油・ルーブルの同時高を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 114982.30 -0.53%
17日のブラジル株式市場は12日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比609.23ポイント安(-0.53%)の114982.30で引けた。日中の取引レンジは114,859.21 - 116,610.49となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利上げの長期化懸念が外資の流出懸念を強めた。また、中国景気の低迷なども輸出の伸び鈍化懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きは見られた。また、通貨レアルが対米ドルで上昇に転じたことも支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3059.02 +0.31%
17日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.56ポイント高(+0.31%)の3059.02ポイントで引けた。日中の取引レンジは3031.73 - 3076.31となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。ほかに、企業の好業績期待の高まりが対象銘柄の物色手掛かり。一方、米利上げの長期化懸念の高まりが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65151.02 -0.59%
17日のインドSENSEX指数は小反落。前日比388.40ポイント安(-0.59%)の65151.02、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.75ポイント安(-0.51%)の19365.25で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。海外株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米国が追加の利上げを実施するとの観測も外資の流出懸念を高めた。ほかに、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3163.74 +0.43%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.61ポイント高(+0.43%)の3163.74ポイントと5日ぶりに反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の国営メディアは16日、「2023年の経済目標を達成するため、国務院(内閣に相当)は政策調整を強化する」などと報道した。来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」については、銀行貸出の指標となる1年物と住宅ローン金利の指標となる5年物がそれぞれ引き下げられると見込まれている。また、当局が先ごろ、「資本市場の活性化」に言及したことも改めて注目された。中国中央電視台(CCTV)傘下のニュースサイト「央広網」は17日、アナリストらの見解として、「株式取引にかかる印紙税を調整する必要性と余地がある」と伝えている。
もっとも、上値を買い進む動きはみられない。中国の景気懸念がくすぶっているほか、人民元安の進行も不安材料となった。17日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年10月以来の安値水準で推移している。指数は安く推移する場面もあった。
<NH>
17日のブラジル株式市場は12日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比609.23ポイント安(-0.53%)の114982.30で引けた。日中の取引レンジは114,859.21 - 116,610.49となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利上げの長期化懸念が外資の流出懸念を強めた。また、中国景気の低迷なども輸出の伸び鈍化懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きは見られた。また、通貨レアルが対米ドルで上昇に転じたことも支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3059.02 +0.31%
17日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.56ポイント高(+0.31%)の3059.02ポイントで引けた。日中の取引レンジは3031.73 - 3076.31となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。ほかに、企業の好業績期待の高まりが対象銘柄の物色手掛かり。一方、米利上げの長期化懸念の高まりが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65151.02 -0.59%
17日のインドSENSEX指数は小反落。前日比388.40ポイント安(-0.59%)の65151.02、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.75ポイント安(-0.51%)の19365.25で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。海外株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米国が追加の利上げを実施するとの観測も外資の流出懸念を高めた。ほかに、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3163.74 +0.43%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.61ポイント高(+0.43%)の3163.74ポイントと5日ぶりに反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の国営メディアは16日、「2023年の経済目標を達成するため、国務院(内閣に相当)は政策調整を強化する」などと報道した。来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」については、銀行貸出の指標となる1年物と住宅ローン金利の指標となる5年物がそれぞれ引き下げられると見込まれている。また、当局が先ごろ、「資本市場の活性化」に言及したことも改めて注目された。中国中央電視台(CCTV)傘下のニュースサイト「央広網」は17日、アナリストらの見解として、「株式取引にかかる印紙税を調整する必要性と余地がある」と伝えている。
もっとも、上値を買い進む動きはみられない。中国の景気懸念がくすぶっているほか、人民元安の進行も不安材料となった。17日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年10月以来の安値水準で推移している。指数は安く推移する場面もあった。
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