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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は11日続落、米追加の利上げ懸念が高まる
配信日時:2023/08/17 10:01
配信元:FISCO
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は11日続落、米追加の利上げ懸念が高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 115591.52 -0.50%
16日のブラジル株式市場は11日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比579.90ポイント安(-0.50%)の115591.52で引けた。日中の取引レンジは115533.58 - 117337.65となった。
プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。米国の追加の利上げ懸念が高まっていることがブラジルなど新興国市場の圧迫材料。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。一方、景況改善で大統領支持率の上昇が指数をサポートした。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも見られた。
【ロシア】MOEX指数 3049.46 -2.11%
16日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比65.79ポイント安(-2.11%)の3049.46ポイントで引けた。日中の取引レンジは3015.57 - 3122.34となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。大幅な利上げが引き続き嫌気された。また、米国が追加の金融引き締めに踏み切るとの観測も外資の流出懸念を高めた。一方、通貨ルーブルが対米ドルで上昇したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 65539.42 +0.21%
16日のインドSENSEX指数は強含み。前日比137.50ポイント高(+0.21%)の65539.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.45ポイント高(+0.16%)の19465.00で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。上場企業の業績改善などが好感された。4-6月期の上場企業は平均で47%増益したと報告され、増益率は過去最高を記録したという。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3150.13 -0.82%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.05ポイント安(-0.82%)の3150.13ポイントと4日続落した。終値では、今年1月以来の安値水準に落ち込んでいる。
前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。低調な経済指標の発表が相次ぐ中、中国景気の先行きが不安視されている。15日公表した7月の経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって大幅に下振れた。英金融大手バークレイズのアナリストは15日、中国の2023年国内総生産(GDP)伸び率予想を4.9→4.5%に引き下げている。中国政府が目標とする通年成長5%前後については、達成が困難との見方だ。人民元安の進行も逆風。外国為替市場では対米ドルの人民元安に拍車がかかり、足元では昨年11月以来の水準で推移している。ただ、指数は下げ渋る場面もみられた。中国の景気対策に対する期待が根強い。中国人民銀行(中央銀行)は15日、据え置き予想に反し、8月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を2.65→2.50%に引き下げた。MLF金利の引き下げを受け、来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、引き下げの可能性が高まっている。
<NH>
16日のブラジル株式市場は11日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比579.90ポイント安(-0.50%)の115591.52で引けた。日中の取引レンジは115533.58 - 117337.65となった。
プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。米国の追加の利上げ懸念が高まっていることがブラジルなど新興国市場の圧迫材料。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。一方、景況改善で大統領支持率の上昇が指数をサポートした。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも見られた。
【ロシア】MOEX指数 3049.46 -2.11%
16日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比65.79ポイント安(-2.11%)の3049.46ポイントで引けた。日中の取引レンジは3015.57 - 3122.34となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。大幅な利上げが引き続き嫌気された。また、米国が追加の金融引き締めに踏み切るとの観測も外資の流出懸念を高めた。一方、通貨ルーブルが対米ドルで上昇したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 65539.42 +0.21%
16日のインドSENSEX指数は強含み。前日比137.50ポイント高(+0.21%)の65539.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.45ポイント高(+0.16%)の19465.00で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。上場企業の業績改善などが好感された。4-6月期の上場企業は平均で47%増益したと報告され、増益率は過去最高を記録したという。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3150.13 -0.82%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.05ポイント安(-0.82%)の3150.13ポイントと4日続落した。終値では、今年1月以来の安値水準に落ち込んでいる。
前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。低調な経済指標の発表が相次ぐ中、中国景気の先行きが不安視されている。15日公表した7月の経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって大幅に下振れた。英金融大手バークレイズのアナリストは15日、中国の2023年国内総生産(GDP)伸び率予想を4.9→4.5%に引き下げている。中国政府が目標とする通年成長5%前後については、達成が困難との見方だ。人民元安の進行も逆風。外国為替市場では対米ドルの人民元安に拍車がかかり、足元では昨年11月以来の水準で推移している。ただ、指数は下げ渋る場面もみられた。中国の景気対策に対する期待が根強い。中国人民銀行(中央銀行)は15日、据え置き予想に反し、8月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を2.65→2.50%に引き下げた。MLF金利の引き下げを受け、来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、引き下げの可能性が高まっている。
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