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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、景気対策への期待が高まっている
配信日時:2023/08/15 09:56
配信元:FISCO
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、景気対策への期待が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 116809.55 -1.06%
14日のブラジル株式市場は10日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1255.59ポイント安(-1.06%)の116809.55で引けた。日中の取引レンジは116529.96 - 118081.90となった。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米長期金利の上昇が警戒され、売りは継続。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り手掛かりとなった。ほかに、内需関連や資源の一角に売りが広がったことが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3131.00 -0.78%
14日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比24.51ポイント安(-0.78%)の3131.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは3117.31 - 3225.78となった。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。連日の上昇で過熱感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、翌15日に政策金利の発表を控え、慎重ムードも強まった。ほかに、通貨ルーブル安の進行がロシア株の圧迫材料。一方、国内総生産(GDP)の上振れなどが引き続き支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 65401.92 +0.12%
14日のインドSENSEX指数は強含み。前日比79.27ポイント高(+0.12%)の65401.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.25ポイント高(+0.03%)の19434.55で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、主要な欧州市場が堅調な値動きを示したことも終盤の買いにつながった。
【中国本土】上海総合指数 3178.43 -0.34%
週明け14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.82ポイント安(-0.34%)の3178.43ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準を切り下げている。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国景気の回復遅れが懸念されている。国内ではこのところ、弱い経済指標の発表が相次ぐ。先週11日に発表された7月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想以上に前月から縮小し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回った。人民元安も警戒。14日の外国為替市場では、対米ドルの人民元安が進み、昨年11月以来の水準で推移している。また、不動産デベロッパーの債務問題や、自動車販売の「価格競争」再発、米中関係の悪化なども不安材料だ。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が根強く、指数は引けにかけて下げ幅を縮小した。「中国人民銀行(中央銀行)は8月中にも預金準備率を引き下げる可能性がある」との観測も流れている。
<CS>
14日のブラジル株式市場は10日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1255.59ポイント安(-1.06%)の116809.55で引けた。日中の取引レンジは116529.96 - 118081.90となった。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米長期金利の上昇が警戒され、売りは継続。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り手掛かりとなった。ほかに、内需関連や資源の一角に売りが広がったことが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3131.00 -0.78%
14日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比24.51ポイント安(-0.78%)の3131.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは3117.31 - 3225.78となった。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。連日の上昇で過熱感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、翌15日に政策金利の発表を控え、慎重ムードも強まった。ほかに、通貨ルーブル安の進行がロシア株の圧迫材料。一方、国内総生産(GDP)の上振れなどが引き続き支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 65401.92 +0.12%
14日のインドSENSEX指数は強含み。前日比79.27ポイント高(+0.12%)の65401.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.25ポイント高(+0.03%)の19434.55で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、主要な欧州市場が堅調な値動きを示したことも終盤の買いにつながった。
【中国本土】上海総合指数 3178.43 -0.34%
週明け14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.82ポイント安(-0.34%)の3178.43ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準を切り下げている。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国景気の回復遅れが懸念されている。国内ではこのところ、弱い経済指標の発表が相次ぐ。先週11日に発表された7月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想以上に前月から縮小し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回った。人民元安も警戒。14日の外国為替市場では、対米ドルの人民元安が進み、昨年11月以来の水準で推移している。また、不動産デベロッパーの債務問題や、自動車販売の「価格競争」再発、米中関係の悪化なども不安材料だ。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が根強く、指数は引けにかけて下げ幅を縮小した。「中国人民銀行(中央銀行)は8月中にも預金準備率を引き下げる可能性がある」との観測も流れている。
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