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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続伸、GDP予想上振れを好感も上値重い
配信日時:2023/08/14 10:18
配信元:FISCO
*10:18JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日続伸、GDP予想上振れを好感も上値重い
【ブラジル】ボベスパ指数 118065.14 -0.24%
11日のブラジル株式市場は9日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比284.46ポイント安(-0.24%)の118065.14で引けた。日中の取引レンジは117415.21 - 119053.92となった。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。インフレ率の加速が指数の足かせに。7月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前年比で3.99%上昇し、前月と予想の上昇率3.16%、3.94%を上回った。また、通貨レアル安の進行もブラジルの圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きもみられた。
【ロシア】MOEX指数 3155.51 +0.21%
11日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.65ポイント高(+0.21%)の3155.51ポイントで引けた。日中の取引レンジは3138.04 - 3163.47となった。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。国内総生産
(GDP)が予想以上に伸びたことが支援材料。4-6月期のGDP成長率(速報)はプラス
4.9%となり、前期のマイナス1.8%と予想の3.9%を上回った。また、原油価格の上
昇も支援材料。一方、通貨ルーブル安の進行が指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65322.65 -0.56%
11日のインドSENSEX指数は続落。前日比365.53ポイント安(-0.56%)の65322.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同114.80ポイント安(-0.59%)の19428.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや拡大させた。利下げが当面実施されないとの見方が引き続き圧迫材料。なお、準備銀は10日、政策金利を市場予想通り年6.5%に据え置くと発表した。また、米中景気の先行き不安なども引き続き警戒された。ほかに、外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日、3日ぶりの売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3189.25 -2.01%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比65.31ポイント安(-2.01%)の3189.25ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準の落ち込んでいる。
新規買い材料に乏しい中で、投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米長期金利の上昇や、先端技術分野を巡る米中対立、中国の景気持ち直し遅れなどが不安材料として改めて意識された。また、来週は7月の中国経済指標などが集中して公表されるため(15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など、金融統計も15日までに発表)、結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。指数は徐々に下げ幅を広げた。
<NH>
11日のブラジル株式市場は9日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比284.46ポイント安(-0.24%)の118065.14で引けた。日中の取引レンジは117415.21 - 119053.92となった。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。インフレ率の加速が指数の足かせに。7月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前年比で3.99%上昇し、前月と予想の上昇率3.16%、3.94%を上回った。また、通貨レアル安の進行もブラジルの圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きもみられた。
【ロシア】MOEX指数 3155.51 +0.21%
11日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.65ポイント高(+0.21%)の3155.51ポイントで引けた。日中の取引レンジは3138.04 - 3163.47となった。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。国内総生産
(GDP)が予想以上に伸びたことが支援材料。4-6月期のGDP成長率(速報)はプラス
4.9%となり、前期のマイナス1.8%と予想の3.9%を上回った。また、原油価格の上
昇も支援材料。一方、通貨ルーブル安の進行が指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65322.65 -0.56%
11日のインドSENSEX指数は続落。前日比365.53ポイント安(-0.56%)の65322.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同114.80ポイント安(-0.59%)の19428.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや拡大させた。利下げが当面実施されないとの見方が引き続き圧迫材料。なお、準備銀は10日、政策金利を市場予想通り年6.5%に据え置くと発表した。また、米中景気の先行き不安なども引き続き警戒された。ほかに、外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日、3日ぶりの売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3189.25 -2.01%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比65.31ポイント安(-2.01%)の3189.25ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準の落ち込んでいる。
新規買い材料に乏しい中で、投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米長期金利の上昇や、先端技術分野を巡る米中対立、中国の景気持ち直し遅れなどが不安材料として改めて意識された。また、来週は7月の中国経済指標などが集中して公表されるため(15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など、金融統計も15日までに発表)、結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。指数は徐々に下げ幅を広げた。
<NH>
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