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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ
配信日時:2023/08/09 09:58
配信元:FISCO
*09:58JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 119090.24 -0.24%
8日のブラジル株式市場は6日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比289.26ポイント安(-0.24%)の119090.24で引けた。日中の取引レンジは117491.95 - 119552.69となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。米中の景気不安が警戒され、輸出の伸びが鈍化するとの観測から売りは継続。また、追加の利下げが当面実施されないとの見方も圧迫材料となった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に下値を拾う動きも見られた。
【ロシア】MOEX指数 3085.31 +0.04%
8日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.23ポイント高(+0.04%)の3085.31ポイントで引けた。日中の取引レンジは3026.72 - 3092.54となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。一方、指数の上値は重い。中国の貿易統計の低迷などが指数の上値を抑えた。7月の中国の輸出と輸入はそろって予想以上に落ち込んだ。
【インド】SENSEX指数 65846.50 -0.16%
8日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比106.98ポイント安(-0.16%)の65846.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同26.45ポイント安(-0.13%)の19570.85で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。格下げ懸念が指数の足かせとなった。気候変動の影響でインドの格付けが引き下げられる可能性があると懸念されている。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料。FIIはこの日まで8日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3260.62 -0.25%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.21ポイント安(-0.25%)の3260.62ポイントと続落した。
中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ。地方政府や不動産デベロッパーの債務問題がクローズアップされている。「中国の地方政府傘下で、インフラ建設などの資金調達を担う投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)の資金繰りが一段と悪化しているもよう」と報じられたほか、「一部デベロッパーは、米ドル建て社債の利息を期限までに支払うことができなかった」などとも伝わっている。人民元安の進行も警戒。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日ぶりに元安方向で設定した。外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。取引時間中に公表された7月の貿易統計に関しては、輸出と輸入がそれぞれ予想以上に落ち込んだ。「当局は景気対策を更に強める」との見方につながり、指数は一時プラス圏に浮上。ただ、上昇の勢いは続かなかった。
<CS>
8日のブラジル株式市場は6日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比289.26ポイント安(-0.24%)の119090.24で引けた。日中の取引レンジは117491.95 - 119552.69となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。米中の景気不安が警戒され、輸出の伸びが鈍化するとの観測から売りは継続。また、追加の利下げが当面実施されないとの見方も圧迫材料となった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に下値を拾う動きも見られた。
【ロシア】MOEX指数 3085.31 +0.04%
8日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.23ポイント高(+0.04%)の3085.31ポイントで引けた。日中の取引レンジは3026.72 - 3092.54となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。一方、指数の上値は重い。中国の貿易統計の低迷などが指数の上値を抑えた。7月の中国の輸出と輸入はそろって予想以上に落ち込んだ。
【インド】SENSEX指数 65846.50 -0.16%
8日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比106.98ポイント安(-0.16%)の65846.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同26.45ポイント安(-0.13%)の19570.85で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。格下げ懸念が指数の足かせとなった。気候変動の影響でインドの格付けが引き下げられる可能性があると懸念されている。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料。FIIはこの日まで8日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3260.62 -0.25%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.21ポイント安(-0.25%)の3260.62ポイントと続落した。
中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ。地方政府や不動産デベロッパーの債務問題がクローズアップされている。「中国の地方政府傘下で、インフラ建設などの資金調達を担う投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)の資金繰りが一段と悪化しているもよう」と報じられたほか、「一部デベロッパーは、米ドル建て社債の利息を期限までに支払うことができなかった」などとも伝わっている。人民元安の進行も警戒。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日ぶりに元安方向で設定した。外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。取引時間中に公表された7月の貿易統計に関しては、輸出と輸入がそれぞれ予想以上に落ち込んだ。「当局は景気対策を更に強める」との見方につながり、指数は一時プラス圏に浮上。ただ、上昇の勢いは続かなかった。
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