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NYの視点:米PPIも物価圧力の後退を証明、ブラード総裁の辞任で金利ピーク観測が強まる
配信日時:2023/07/14 07:38
配信元:FISCO
*07:38JST NYの視点:米PPIも物価圧力の後退を証明、ブラード総裁の辞任で金利ピーク観測が強まる
米6月生産者物価指数(PPI)は、消費者物価指数(CPI)の結果を裏付け、米国の物価圧力の鈍化を再確認した。
6月PPIは前月比+0.1%と、5月-0.4%からプラスに転じたものの予想は下回った。前年比では+0.1%と5月+0.9%から伸びが予想以上に鈍化し、パンデミック直後でマイナスとなった2020年8月来で最小の伸び。また、燃料や食料品を除いたコア指数は前月比+0.1%と、予想を下回り5月と同水準の伸びにとどまった。また、前年比では+2.4%と、5月+2.6%から予想以上に鈍化。21年1月来で最小の伸びにとどまった。
さらに、超タカ派として知られるセントルイス連銀のブラード総裁が8月14日に退任すると発表。金利先高観が後退した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクルが7月連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイントの利上げ実施後、終了するとの思惑を後押しする結果となった。
ただ、週次新規失業保険申請件数は予想外に減少し労働市場の強さが再確認された。また、ここにきて、最近のインフレの鈍化をけん引してきた原油価格が再び上昇基調にあることには注視が必要。インフレが再び上昇する可能性も否めない。
<CS>
6月PPIは前月比+0.1%と、5月-0.4%からプラスに転じたものの予想は下回った。前年比では+0.1%と5月+0.9%から伸びが予想以上に鈍化し、パンデミック直後でマイナスとなった2020年8月来で最小の伸び。また、燃料や食料品を除いたコア指数は前月比+0.1%と、予想を下回り5月と同水準の伸びにとどまった。また、前年比では+2.4%と、5月+2.6%から予想以上に鈍化。21年1月来で最小の伸びにとどまった。
さらに、超タカ派として知られるセントルイス連銀のブラード総裁が8月14日に退任すると発表。金利先高観が後退した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクルが7月連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイントの利上げ実施後、終了するとの思惑を後押しする結果となった。
ただ、週次新規失業保険申請件数は予想外に減少し労働市場の強さが再確認された。また、ここにきて、最近のインフレの鈍化をけん引してきた原油価格が再び上昇基調にあることには注視が必要。インフレが再び上昇する可能性も否めない。
<CS>
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