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NYの視点:FRBの利上げ7月で終了との見方、インフレ対処勝利宣言は時期尚早
配信日時:2023/07/13 07:43
配信元:FISCO
*07:43JST NYの視点:FRBの利上げ7月で終了との見方、インフレ対処勝利宣言は時期尚早
米6月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、5月+0.1%から伸び拡大も予想下回った。また、前年比では+3.0%と、伸びは5月+4.0%から予想以上に鈍化し21年3月以降ほぼ2年ぶり最小となった。エネルギー価格や中古車価格、航空運賃の下落が全体指数を押し下げた。
連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食料品を除いたコア指数は前月比+0.2%と、5月+0.4%から伸びが予想以上に鈍化し21年8月来で最小。また、前年比では+4.8%と、5月+5.3%から予想以上に鈍化し21年10月来で最小の伸びとなった。コアサービスの伸びは+0.3%。賃貸コストの下落が奏功した。
特にFRBが注視している住宅とエネルギーを除いたサービス業消費者物価指数(CPI)は前年同月比4%上昇。2021年来の低い伸びとなったことから、FRBは7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを実施したのち、利上げサイクルを終了するとの見方が強まった。
ただ、CPIの結果はFRBがインフレを完全に退治した明確な証拠には程遠い。インフレ対処における勝利宣言も時期尚早。カナダ中銀はインフレ鈍化でいったん利上げを休止したが、消費支出の回復力が強く、インフレが目標達成するには想定以上の時間がかかるとの見方に基づき利上げ再開を強いられた。FRBは度々、早過ぎる引き締め終了リスクを警告しており、たとえ利上げサイクル終了したとしても、当面政策金利を高水準で維持していく可能性が強い。
<CS>
連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食料品を除いたコア指数は前月比+0.2%と、5月+0.4%から伸びが予想以上に鈍化し21年8月来で最小。また、前年比では+4.8%と、5月+5.3%から予想以上に鈍化し21年10月来で最小の伸びとなった。コアサービスの伸びは+0.3%。賃貸コストの下落が奏功した。
特にFRBが注視している住宅とエネルギーを除いたサービス業消費者物価指数(CPI)は前年同月比4%上昇。2021年来の低い伸びとなったことから、FRBは7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを実施したのち、利上げサイクルを終了するとの見方が強まった。
ただ、CPIの結果はFRBがインフレを完全に退治した明確な証拠には程遠い。インフレ対処における勝利宣言も時期尚早。カナダ中銀はインフレ鈍化でいったん利上げを休止したが、消費支出の回復力が強く、インフレが目標達成するには想定以上の時間がかかるとの見方に基づき利上げ再開を強いられた。FRBは度々、早過ぎる引き締め終了リスクを警告しており、たとえ利上げサイクル終了したとしても、当面政策金利を高水準で維持していく可能性が強い。
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