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NYの視点:7月FOMCでの利上げ再開観測、6月会合議事要旨が論拠強める
配信日時:2023/07/06 07:37
配信元:FISCO
*07:37JST NYの視点:7月FOMCでの利上げ再開観測、6月会合議事要旨が論拠強める
米連邦準備制度理事会(FRB)は6月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。FRBはこの会合で11会合ぶりに政策金利据え置きを決定。議事要旨では、ほぼ全政策当局者が追加利上げを想定していることが明らかになった。さらに、この会合で25BPの追加利上げを支持した政策当局者が数名いたことも明らかになった。しかし、最終的には利上げ見送りに同意した。
コアインフレが年初以降、持続的な鈍化が見られないと指摘された。また、金融市場に関しても「金融圧力は後退、状況は3月初旬以降改善した」とした。景気において、スタッフは緩やかなリセッションが依然基本シナリオと見ている。しかし、労働市場が引き続き強く、消費も強いことから、意見は拮抗。
ほぼ想定通りとなったものの、景気や金融状況を警戒するハト派材料は見当たらず。コアインフレの改善が見られないこと、金融市場の改善、住宅市場が底入れしたこと、緩やかな成長が想定されるなど議事要旨が7月FOMCでの利上げ再開の論拠を強めた。短期金融市場では7月追加利上げをほぼ9割織り込んだ。さらに、年後半にかけてあと1回の追加利上げが大半の見通しとなっている。
今週発表される6月雇用統計や来週発表が予定されている生産者物価指数(CPI)の結果で追加利上げの軌道をさらに判断していくことになる。
<CS>
コアインフレが年初以降、持続的な鈍化が見られないと指摘された。また、金融市場に関しても「金融圧力は後退、状況は3月初旬以降改善した」とした。景気において、スタッフは緩やかなリセッションが依然基本シナリオと見ている。しかし、労働市場が引き続き強く、消費も強いことから、意見は拮抗。
ほぼ想定通りとなったものの、景気や金融状況を警戒するハト派材料は見当たらず。コアインフレの改善が見られないこと、金融市場の改善、住宅市場が底入れしたこと、緩やかな成長が想定されるなど議事要旨が7月FOMCでの利上げ再開の論拠を強めた。短期金融市場では7月追加利上げをほぼ9割織り込んだ。さらに、年後半にかけてあと1回の追加利上げが大半の見通しとなっている。
今週発表される6月雇用統計や来週発表が予定されている生産者物価指数(CPI)の結果で追加利上げの軌道をさらに判断していくことになる。
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