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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日ぶりに反落、アジア市場がおおむね軟調な値動き
配信日時:2023/06/01 09:59
配信元:FISCO
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は5日ぶりに反落、アジア市場がおおむね軟調な値動き
【ブラジル】ボベスパ指数 108335.07 0.58%
31日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比631.96ポイント安(-0.58%)の108335.07で引けた。日中の取引レンジは108193.41 - 109136.79となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米利上げの長期化観測を受け、外資の流出懸念から売りが広がった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。ほかに、中国景気の先行き不安などが輸出の伸び鈍化懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正などが引き続き指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2717.64 +0.70%
31日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比18.89ポイント高(+0.70%)の2717.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,697.46 - 2,732.00となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の配当期待から大口買いが広がったことが指数をサポート。一方、原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。また、米利上げの長期化観測なども外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 62622.24 -0.55%
31日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比346.89ポイント安(-0.55%)の62622.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.45ポイント安(-0.53%)の18534.40で取引を終えた。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。前日の欧州市場の下落に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、この日取引終了後に1-3月期の国内総生産(GDP)などが発表されるため、積極的な売買は手控えられた。ほかに、両指数ともきのう30日まで4日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。なお、1-3月期のGDP成長率は6.1%となり、前期の4.5%(改定値)と予想5.0%を上回った。
【中国本土】上海総合指数 3204.56 -0.61%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比19.65ポイント安(-0.61%)の3204.56ポイントと4日ぶりに反落した。
中国景気の先行き不安が強まる流れ。朝方公表された5月の中国製造業PMIは48.8に悪化し、市場予想(49.5)をさらに下回った。景況判断の境目となる50を2カ月連続で割り込んでいる。今月に入り公表された中国指標は、総じて弱い内容だ。また、また、中国本土の新型コロナウイルス感染再流行や、外国為替市場で対米ドルの人民元安が進行していることも不安視されている。
<CS>
31日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比631.96ポイント安(-0.58%)の108335.07で引けた。日中の取引レンジは108193.41 - 109136.79となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米利上げの長期化観測を受け、外資の流出懸念から売りが広がった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。ほかに、中国景気の先行き不安などが輸出の伸び鈍化懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正などが引き続き指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2717.64 +0.70%
31日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比18.89ポイント高(+0.70%)の2717.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,697.46 - 2,732.00となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の配当期待から大口買いが広がったことが指数をサポート。一方、原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。また、米利上げの長期化観測なども外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 62622.24 -0.55%
31日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比346.89ポイント安(-0.55%)の62622.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.45ポイント安(-0.53%)の18534.40で取引を終えた。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。前日の欧州市場の下落に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、この日取引終了後に1-3月期の国内総生産(GDP)などが発表されるため、積極的な売買は手控えられた。ほかに、両指数ともきのう30日まで4日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。なお、1-3月期のGDP成長率は6.1%となり、前期の4.5%(改定値)と予想5.0%を上回った。
【中国本土】上海総合指数 3204.56 -0.61%
31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比19.65ポイント安(-0.61%)の3204.56ポイントと4日ぶりに反落した。
中国景気の先行き不安が強まる流れ。朝方公表された5月の中国製造業PMIは48.8に悪化し、市場予想(49.5)をさらに下回った。景況判断の境目となる50を2カ月連続で割り込んでいる。今月に入り公表された中国指標は、総じて弱い内容だ。また、また、中国本土の新型コロナウイルス感染再流行や、外国為替市場で対米ドルの人民元安が進行していることも不安視されている。
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