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東京株式(大引け)=106円安、米株安受け目先利益確定の売りに押される。

配信日時:2023/01/31 15:51 配信元:MINKABU
 31日の東京株式市場は日経平均株価が次第安の展開となった。前日の米株安やアジア株安を背景に売り優勢の地合いで、引け際に下げ幅を広げた。  大引けの日経平均株価は前営業日比106円29銭安の2万7327円11銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は12億542万株、売買代金概算は2兆9196億円。値上がり銘柄数は1149、対して値下がり銘柄数は624、変わらずは63銘柄だった。  きょうの東京市場は、朝方はやや買い優勢で始まったものの日経平均はすぐに値を消し、後は漸次下値を切り下げる軟調な展開となった。前日の米国株市場でNYダウが7日ぶりに反落したのをはじめ主要株価指数が揃って下落したことや、取引時間中はアジア株市場が総じて安く推移したことで投資家心理が弱気に傾いた、米国では現地時間2月1日に判明するFOMCの結果及びパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑が買い手控え要因となったほか、米ハイテク大手の決算を前に持ち高調整の売りが優勢となったが、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好で利益確定売りに押された。個別には好決算銘柄が上昇し、決算が低調な銘柄は下落する展開で強弱入り乱れたが、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の6割強を占めた。  個別では、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が軟調、商い高水準の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも大きく下げた。日本電産<6594.T>、キーエンス<6861.T>キヤノン<7751.T>なども売られた。M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>、ストライク<6196.T>はストップ安に売り込まれ、バリューコマース<2491.T>も大幅安。日本軽金属ホールディングス<5703.T>の下げも目立った。  半面、オリエンタルランド<4661.T>が活況高となり、日本郵船<9101.T>など大手海運株もしっかり。ソシオネクスト<6526.T>も値を飛ばし、メルカリ<4385.T>も物色人気。バルカー<7995.T>は一時ストップ高に買われた。兼松エレクトロニクス<8096.T>が急騰。中部電力<9502.T>も大幅高に買われた。東京ガス<9531.T>が活況高となったほか、NECキャピタルソリューション<8793.T>、LITALICO<7366.T>の上げも目立つ。 出所:MINKABU PRESS

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