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エコモット Research Memo(6):インテグレーションソリューションや遠隔臨場システムが好調に推移
配信日時:2022/12/08 16:06
配信元:FISCO
■業績動向
1. 2022年8月期の業績概要
エコモット<3987>の2022年8月期の連結業績は、売上高が前期比2.5%増の2,217百万円、営業利益が同68.3%減の19百万円、経常利益が同54.6%減の34百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同102.6%増の27百万円となった。また期初計画比では、売上高で13.6%減、営業利益で81.8%減となった。インテグレーションソリューション及びモビリティサービスの売上高は計画を上回る良好な結果となったものの、その他ソリューションの売上高不足が影響した結果、売上総利益以下も計画を下回って着地した。
2. ソリューション別売上高
(1) インテグレーションソリューション
前期比58.4%増の599百万円、計画比で2.6%増と好調に推移した。KDDI及び他チャネルにおける営業活動が順調に進行した。
(2) コンストラクションソリューション
前期比6.6%減、計画比22.2%減の978百万円となった。遠隔臨場システム「Gリポート」が好調に推移し顧客基盤は堅調に拡大したが、開発案件の受注が伸び悩んだ。
(3) モニタリングソリューション
前期比11.4%減、計画比23.9%減の296百万円となった。ベース案件が堅調に推移し、事業部単体では計画どおりの着地となったものの、ストークの失注や納期遅延が響いた。
(4) モビリティサービス
前期比14.7%減、計画比2.4%増の342百万円となった。3G端末の解約が続き、前期を下回ったものの、ベース案件の獲得は順調に推移し、計画どおりの着地となった。
3. 財務状況
(1) 貸借対照表
2022年8月期末の資産合計は前期末比91百万円減の1,871百万円となった。流動資産は同282百万円減の1,369百万円となった。これは主に現金及び預金が195百万円、電子記録債権が52百万円それぞれ減少したこと等による。固定資産は同190百万円増の502百万円となった。これは主に投資その他の資産が170百万円、有形固定資産が28百万円それぞれ増加したこと等による。負債合計は同119百万円減の768百万円となった。流動負債は同172百万円減の469百万円となった。これは主に支払手形及び買掛金が18百万円増加した一方、1年内償却予定社債が100百万円、1年内返済予定の長期借入金が10百万円それぞれ減少したこと等による。固定負債は、長期借入金が45百万円増加したこと等により同53百万円増の298百万円となった。また、有利子負債は同64百万円減の427百万円と、現金及び預金の546百万円を下回った。これらの結果、流動比率は291.6%、自己資本比率は58.9%となり、財務の健全性が示された。
(2) キャッシュ・フロー計算書
2022年8月期末の現金及び現金同等物の期末残高は前期末比194百万円減の546百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少(51百万円)等により84百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、持分法適用会社株式の取得による支出98百万円等により213百万円の支出となったが、出資に付随する契約により2023年8月期に投資分を上回る回収が確定している。財務活動によるキャッシュ・フローは、社債償還や長期借入金返済等により64百万円の支出となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<NS>
1. 2022年8月期の業績概要
エコモット<3987>の2022年8月期の連結業績は、売上高が前期比2.5%増の2,217百万円、営業利益が同68.3%減の19百万円、経常利益が同54.6%減の34百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同102.6%増の27百万円となった。また期初計画比では、売上高で13.6%減、営業利益で81.8%減となった。インテグレーションソリューション及びモビリティサービスの売上高は計画を上回る良好な結果となったものの、その他ソリューションの売上高不足が影響した結果、売上総利益以下も計画を下回って着地した。
2. ソリューション別売上高
(1) インテグレーションソリューション
前期比58.4%増の599百万円、計画比で2.6%増と好調に推移した。KDDI及び他チャネルにおける営業活動が順調に進行した。
(2) コンストラクションソリューション
前期比6.6%減、計画比22.2%減の978百万円となった。遠隔臨場システム「Gリポート」が好調に推移し顧客基盤は堅調に拡大したが、開発案件の受注が伸び悩んだ。
(3) モニタリングソリューション
前期比11.4%減、計画比23.9%減の296百万円となった。ベース案件が堅調に推移し、事業部単体では計画どおりの着地となったものの、ストークの失注や納期遅延が響いた。
(4) モビリティサービス
前期比14.7%減、計画比2.4%増の342百万円となった。3G端末の解約が続き、前期を下回ったものの、ベース案件の獲得は順調に推移し、計画どおりの着地となった。
3. 財務状況
(1) 貸借対照表
2022年8月期末の資産合計は前期末比91百万円減の1,871百万円となった。流動資産は同282百万円減の1,369百万円となった。これは主に現金及び預金が195百万円、電子記録債権が52百万円それぞれ減少したこと等による。固定資産は同190百万円増の502百万円となった。これは主に投資その他の資産が170百万円、有形固定資産が28百万円それぞれ増加したこと等による。負債合計は同119百万円減の768百万円となった。流動負債は同172百万円減の469百万円となった。これは主に支払手形及び買掛金が18百万円増加した一方、1年内償却予定社債が100百万円、1年内返済予定の長期借入金が10百万円それぞれ減少したこと等による。固定負債は、長期借入金が45百万円増加したこと等により同53百万円増の298百万円となった。また、有利子負債は同64百万円減の427百万円と、現金及び預金の546百万円を下回った。これらの結果、流動比率は291.6%、自己資本比率は58.9%となり、財務の健全性が示された。
(2) キャッシュ・フロー計算書
2022年8月期末の現金及び現金同等物の期末残高は前期末比194百万円減の546百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少(51百万円)等により84百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、持分法適用会社株式の取得による支出98百万円等により213百万円の支出となったが、出資に付随する契約により2023年8月期に投資分を上回る回収が確定している。財務活動によるキャッシュ・フローは、社債償還や長期借入金返済等により64百万円の支出となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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