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PBシステムズ Research Memo(1):2023年9月期は5期連続最高益更新へ、主力事業の強靭化がスタート
配信日時:2022/12/05 15:11
配信元:FISCO
■要約
1. サイバーセキュリティに絡んだ「レジリエンス」や「DX」需要を捉える企業
ピー・ビーシステムズ<4447>は、中堅企業をメインターゲットとしつつ、SaaS事業者、公共団体向けに各種情報システムを構築する、システム仮想化技術に精通したクラウド基盤構築力が強みの福岡を地盤とする独立系SIerである。デジタルワーク推進から、サイバーセキュリティに絡んだレジリエンス構築やDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現までをクラウド技術力でトータルにサポートするセキュアクラウドシステム(SCL)事業を中核とする。VR(仮想現実)空間を生み出す、体験共有型VRシアター「4DOH」シリーズを製造販売するエモーショナルシステム(EMO)事業との2軸構成だが、新たにメタバース事業、シニア市場を狙った「e(エレクトロニック) × r(リアル) スポーツ」ビジネスを将来的な成長エンジンとして育成中である。
2. 2022年9月期は売上高、営業利益、経常利益は過去最高
2022年9月期の業績は、売上高が2,503百万円、営業利益が270百万円、経常利益が262百万円、当期純利益が183百万円となり、売上高、営業利益、経常利益ともに過去最高を更新した。会計基準の影響※で単純比較は馴染まないが、参考までに見ると売上高は前期比15.6%増、営業利益は同17.1%増、経常利益は同13.7%増、当期純利益は同11.5%増となる。また、期初計画比で見ても売上高は0.1%増、営業利益は1.6%増、当期純利益も4.4%増となるなど、期初計画を全項目で上回って着地した。
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を2022年9月期の期首から適用している。
3. 2023年9月期は5期連続での最高益更新期待、主力事業の強靭化がスタート
2023年9月期の業績については、売上高が前期比11.1%増の2,780百万円、営業利益が同11.0%増の300百万円、経常利益が同12.4%増の295百万円、当期純利益が同11.6%増の205百万円の計画だ。東証グロース市場への上場をきっかけに、人材を拡充して成長に向けた体制を構築するなかで費用が増加するものの、それらを吸収して2桁の増収増益、5期連続の営業利益の最高益更新を目指す。注目ポイントは2つで、第1にセキュアクラウドシステム(SCL)事業の強靭化に向けて取り組みが改めて始動するという点だ。同社はKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標もしくは経営目標達成指標)として、2027年9月期に営業利益率16%を設定。ここに向けて各種施策を推進していく。第2のポイントは、悲願であったエモーショナルシステム(EMO)事業の黒字化見込みである。
■Key Points
・2023年9月期は人材拡充等のコストを吸収して2桁の増収増益、5期連続の最高益更新へ
・主力のセキュアクラウドシステム(SCL)事業はさらなる強靭化に向けて取り組みをスタート
・エモーショナルシステム(EMO)事業の黒字化見込み、メタバース売上も具体化
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<FA>
1. サイバーセキュリティに絡んだ「レジリエンス」や「DX」需要を捉える企業
ピー・ビーシステムズ<4447>は、中堅企業をメインターゲットとしつつ、SaaS事業者、公共団体向けに各種情報システムを構築する、システム仮想化技術に精通したクラウド基盤構築力が強みの福岡を地盤とする独立系SIerである。デジタルワーク推進から、サイバーセキュリティに絡んだレジリエンス構築やDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現までをクラウド技術力でトータルにサポートするセキュアクラウドシステム(SCL)事業を中核とする。VR(仮想現実)空間を生み出す、体験共有型VRシアター「4DOH」シリーズを製造販売するエモーショナルシステム(EMO)事業との2軸構成だが、新たにメタバース事業、シニア市場を狙った「e(エレクトロニック) × r(リアル) スポーツ」ビジネスを将来的な成長エンジンとして育成中である。
2. 2022年9月期は売上高、営業利益、経常利益は過去最高
2022年9月期の業績は、売上高が2,503百万円、営業利益が270百万円、経常利益が262百万円、当期純利益が183百万円となり、売上高、営業利益、経常利益ともに過去最高を更新した。会計基準の影響※で単純比較は馴染まないが、参考までに見ると売上高は前期比15.6%増、営業利益は同17.1%増、経常利益は同13.7%増、当期純利益は同11.5%増となる。また、期初計画比で見ても売上高は0.1%増、営業利益は1.6%増、当期純利益も4.4%増となるなど、期初計画を全項目で上回って着地した。
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を2022年9月期の期首から適用している。
3. 2023年9月期は5期連続での最高益更新期待、主力事業の強靭化がスタート
2023年9月期の業績については、売上高が前期比11.1%増の2,780百万円、営業利益が同11.0%増の300百万円、経常利益が同12.4%増の295百万円、当期純利益が同11.6%増の205百万円の計画だ。東証グロース市場への上場をきっかけに、人材を拡充して成長に向けた体制を構築するなかで費用が増加するものの、それらを吸収して2桁の増収増益、5期連続の営業利益の最高益更新を目指す。注目ポイントは2つで、第1にセキュアクラウドシステム(SCL)事業の強靭化に向けて取り組みが改めて始動するという点だ。同社はKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標もしくは経営目標達成指標)として、2027年9月期に営業利益率16%を設定。ここに向けて各種施策を推進していく。第2のポイントは、悲願であったエモーショナルシステム(EMO)事業の黒字化見込みである。
■Key Points
・2023年9月期は人材拡充等のコストを吸収して2桁の増収増益、5期連続の最高益更新へ
・主力のセキュアクラウドシステム(SCL)事業はさらなる強靭化に向けて取り組みをスタート
・エモーショナルシステム(EMO)事業の黒字化見込み、メタバース売上も具体化
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<FA>
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