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午後:債券サマリー 先物は小反落、買い一巡後は模様眺めムード広がる

配信日時:2022/12/02 16:16 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。前日の米債券高(金利は低下)を受けて買いが先行したものの、米重要経済指標の発表を控え徐々に模様眺めムードが広がった。  米長期金利は1日に一時3.50%と9月下旬以来の水準に低下した。同日に米商務省が発表した10月の個人消費支出(PCE)物価指数でエネルギー・食品を除くコア指数が前月比0.2%上昇と市場予想(0.3%程度の上昇)を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが減速するとの見方が強まったもよう。また、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の米製造業景況感指数が49.0と2年半ぶりに好不況の節目となる50を下回り、米景気懸念が高まった面もあった。ただ、この日の東京市場では今晩に米11月雇用統計の発表を控えて買いが続かず、債券先物は朝方に149円24銭まで上伸したあとは伸び悩み。時間外取引で米長期金利の低下が一服したことが重荷となり、引け間際には148円85銭をつける場面があった。なお、きょうは「残存期間1年以下」「同1年超3年以下」「同3年超5年以下」「25年超」を対象とする国債買いオペが実施されたが、結果について無難と受け止める向きが多く相場の反応は限定的だった。  先物12月限の終値は前日比3銭安の148円94銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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