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unerry Research Memo(7):2023年6月期の営業利益は183.8%伸長の見通し
配信日時:2022/11/07 17:37
配信元:FISCO
■今後の見通し
unerry<5034>の2023年6月期の連結業績は、売上高で前期比35.1%増の1,953百万円、営業利益で同183.8%増の212百万円、経常利益で同185.7%増の205百万円、当期純利益で同12.8%減の125百万円を見込んでいる。2022年6月期に通期の営業黒字を達成し、今後は利益率が高まっていくことが想定される。それを受け、営業利益は同183.8%増と急伸を見込んでいる。当期純利益に関しては、2022年6月期にあった繰延税金資産の計上がなくなる反動によって減少を見込むものの、一時的な要因である。
業績の拡大に向けて、既存顧客単価の上昇と新規顧客の開拓に注力していく。具体的には、「分析・可視化サービス」においては分析データの量と種類を増やし、小売・飲食の顧客向けに、より訴求力のあるサービスにしていくことを計画している。また、川上への進出として消費財メーカーへの展開も計画している。「行動変容サービス」においては、既存サービスを消費財メーカーに展開するためにリテールメディアとしての役割を担っていく計画である。「One to Oneサービス」においては、顧客ニーズに沿ったソリューションを開発する。「分析・可視化」「行動変容サービス」においては自動化を推進し、事業拡大のスピードを早める計画である。そのほか、スマートシティにおいては新サービスとして「ショッパーみえーる」の街づくり版の開発を計画している。マーケティング面では、認知広告と業務提携によるパートナーセールスを推進し、複層的な顧客リレーション(最前線の社員だけでなく、役職ごとに顧客とのリレーションを強固にすること)を構築する方針だ。利益面に関しては、2022年6月期に引き続き原価が改善することによる売上総利益の増加を見込んでいる。
同社ビジネスにとって重要な各種KPIも好調に推移する見通しだ。リカーリング顧客数は前期比プラス23社の72社に拡大することを見込んでいる。また、引き続きコストを適切に抑制することによって、売上総利益率は同プラス4.1ポイントの41.9%、営業利益は同プラス5.7ポイントの10.9%に上昇することを見込んでいる状況だ。
同社の業績予想に関して弊社は、達成の可能性は高いと考える。売上高に関しては、外部環境がプラスに寄与するだろう。データを活用したマーケティングに対する注目は、近年高まっていると言える。同社によれば、コロナ禍の影響を受けて特に人流データに対する注目が高まっているという。また、同社の2019年6月期から2022年6月期の売上高の年平均成長率(CAGR)は66.5%と高い成長率を誇っている。CAGRに照らしても売上高成長率35.1%の達成は可能であると考える。また、利益面に関しても稼ぐ力が高まっていくことが予想される。同社のビジネスモデルがSaaSを中心としたものであり、利益率が高い収益構造となっていることが理由で、2022年6月期の業績予想と実績値を比較すると売上高・営業利益ともに上振れて着地している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
unerry<5034>の2023年6月期の連結業績は、売上高で前期比35.1%増の1,953百万円、営業利益で同183.8%増の212百万円、経常利益で同185.7%増の205百万円、当期純利益で同12.8%減の125百万円を見込んでいる。2022年6月期に通期の営業黒字を達成し、今後は利益率が高まっていくことが想定される。それを受け、営業利益は同183.8%増と急伸を見込んでいる。当期純利益に関しては、2022年6月期にあった繰延税金資産の計上がなくなる反動によって減少を見込むものの、一時的な要因である。
業績の拡大に向けて、既存顧客単価の上昇と新規顧客の開拓に注力していく。具体的には、「分析・可視化サービス」においては分析データの量と種類を増やし、小売・飲食の顧客向けに、より訴求力のあるサービスにしていくことを計画している。また、川上への進出として消費財メーカーへの展開も計画している。「行動変容サービス」においては、既存サービスを消費財メーカーに展開するためにリテールメディアとしての役割を担っていく計画である。「One to Oneサービス」においては、顧客ニーズに沿ったソリューションを開発する。「分析・可視化」「行動変容サービス」においては自動化を推進し、事業拡大のスピードを早める計画である。そのほか、スマートシティにおいては新サービスとして「ショッパーみえーる」の街づくり版の開発を計画している。マーケティング面では、認知広告と業務提携によるパートナーセールスを推進し、複層的な顧客リレーション(最前線の社員だけでなく、役職ごとに顧客とのリレーションを強固にすること)を構築する方針だ。利益面に関しては、2022年6月期に引き続き原価が改善することによる売上総利益の増加を見込んでいる。
同社ビジネスにとって重要な各種KPIも好調に推移する見通しだ。リカーリング顧客数は前期比プラス23社の72社に拡大することを見込んでいる。また、引き続きコストを適切に抑制することによって、売上総利益率は同プラス4.1ポイントの41.9%、営業利益は同プラス5.7ポイントの10.9%に上昇することを見込んでいる状況だ。
同社の業績予想に関して弊社は、達成の可能性は高いと考える。売上高に関しては、外部環境がプラスに寄与するだろう。データを活用したマーケティングに対する注目は、近年高まっていると言える。同社によれば、コロナ禍の影響を受けて特に人流データに対する注目が高まっているという。また、同社の2019年6月期から2022年6月期の売上高の年平均成長率(CAGR)は66.5%と高い成長率を誇っている。CAGRに照らしても売上高成長率35.1%の達成は可能であると考える。また、利益面に関しても稼ぐ力が高まっていくことが予想される。同社のビジネスモデルがSaaSを中心としたものであり、利益率が高い収益構造となっていることが理由で、2022年6月期の業績予想と実績値を比較すると売上高・営業利益ともに上振れて着地している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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