みんかぶニュース 市況・概況

東京株式(大引け)=181円高、3日続伸も米株先物にらみ上値の重い展開に

配信日時:2022/10/26 15:48 配信元:MINKABU
 26日の東京株式市場は、前日の米株高を受けリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は上値追いを続けた。ただ、後場は戻り売りで上げ幅を縮小した。  大引けの日経平均株価は前営業日比181円56銭高の2万7431円84銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は10億4471万株、売買代金概算は2兆7070億円。値上がり銘柄数は1218、対して値下がり銘柄数は547、変わらずは72銘柄だった。  きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇したことを受け、引き続き主力株を中心にリスクを取る動きが優勢となった。きょうは香港ハンセン指数をはじめアジア主要国の株価が総じて強い動きを見せたこともプラスに作用した。ただ、上値の重さも意識された。米国株市場では米10年債利回りの低下を受けて、半導体関連などをはじめハイテク株が高く、東京市場でもこの流れが同関連株に追い風として意識されたものの、買い一巡後は値を消す銘柄も多かった。米株価指数先物が軟調に推移するのを横目に、後半は目先筋の利益確定売りや戻り待ちの売りで上げ幅を縮小している。値上がり銘柄数は1200あまりで、プライム市場上場銘柄の66%、全体の3分の2が上昇した勘定となる。  個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、ソニーグループ<6758.T>もしっかり。キーエンス<6861.T>が値を上げ、エーザイ<4523.T>も高い。ファーストリテイリング<9983.T>、リクルートホールディングス<6098.T>なども上昇した。シマノ<7309.T>は大幅高となった。リョーサン<8140.T>、and factory<7035.T>が急騰したほか、マネーフォワード<3994.T>も値を飛ばした。Sansan<4443.T>、サイボウズ<4776.T>などの上げも目立った。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が利益確定売りに押され、東京エレクトロン<8035.T>も軟調。日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>なども下値を探る展開。日本電産<6594.T>、キヤノン<7751.T>、東芝<6502.T>なども冴えない。SMC<6273.T>も安い。大末建設<1814.T>が急落したほか、KOA<6999.T>も大幅安。円谷フィールズホールディングス<2767.T>が大きく利食われたほか、山崎製パン<2212.T>の下げも目立った。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ