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ユミルリンク Research Memo(2):メールの大規模・高速配信を武器に事業は拡大傾向(2)
配信日時:2022/10/05 17:02
配信元:FISCO
■要約
3. 今後の成長戦略
中期の経営方針としてユミルリンク<4372>は、「メッセージングテクノロジー」と「ソフトウェアサービスの事業化」をさらに進め、SaaS事業の領域拡大により企業価値・株主価値向上を図ることを目指している。
具体的には、メール配信サービスに加えてSNSへの対応を加速させるなど、メッセージングプラットフォーム上において従来対応していなかった領域をカバーし、顧客のデジタルマーケティングを支援する新たなサービスを生み出していきたい考えだ。
また、営業面においては引き続き大規模顧客に注力する方針としている。既に浸透率の高い「Core30」に属する顧客に対しては、Web広告の強化によりリード数を増加させる方針だ。それ以外のターゲット層に関しては、同社のターゲット顧客のなかでも特に伸び代の大きいTOPIX Mid400(TOPIX算出対象銘柄中での中型株400銘柄のこと)やSmall 1への販売に注力し、メールサービス、SMSサービスのシェア拡大を目指していく方針だ。さらに「Cuenote® FC」「Cuenote® SMS」を導入した顧客へのクロスセルにも注力し、顧客当たりの契約金額を押し上げていくことを計画している。
同社の将来の業績に関して弊社は、順調に推移すると予想している。同社の事業領域であるデジタルマーケティング市場がスマートフォン・Eコマースの普及や企業のDX化に伴ってさらなる拡大が見込まれ、そのなかで同社が取り込める市場規模はまだまだ大きく、顧客がデジタルマーケティングに注力するなかで保有するメールアドレスが増大し、大規模・高速配信に強みを持つ同社サービスへの引き合いが強まることなどが理由だ。同じくメール配信システム・メールマーケティングサービスを提供している競合はいるものの、1時間に500万~1,000万通規模の大規模配信となると対応できる企業は同社を含め2社しかないのが現状という。このことから弊社は、競争の度合いは比較的穏やかと見ている。
すべての製品で同一のセキュリティ・ポリシーを採用していることも業績の拡大に寄与してきそうだ。これにより、顧客がシステムを効率的に管理できる点を訴求し、クロスセルによる売上の拡大が期待できると考えているためだ。
■Key Points
・メールの大規模・高速配信技術に強みを持ち、業績は拡大傾向
・2022年12月期第2四半期は大幅増収増益を達成
・売上高と営業利益は上期として過去最高を記録
・今後も成長が見込まれる市場環境が業績に追い風
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
3. 今後の成長戦略
中期の経営方針としてユミルリンク<4372>は、「メッセージングテクノロジー」と「ソフトウェアサービスの事業化」をさらに進め、SaaS事業の領域拡大により企業価値・株主価値向上を図ることを目指している。
具体的には、メール配信サービスに加えてSNSへの対応を加速させるなど、メッセージングプラットフォーム上において従来対応していなかった領域をカバーし、顧客のデジタルマーケティングを支援する新たなサービスを生み出していきたい考えだ。
また、営業面においては引き続き大規模顧客に注力する方針としている。既に浸透率の高い「Core30」に属する顧客に対しては、Web広告の強化によりリード数を増加させる方針だ。それ以外のターゲット層に関しては、同社のターゲット顧客のなかでも特に伸び代の大きいTOPIX Mid400(TOPIX算出対象銘柄中での中型株400銘柄のこと)やSmall 1への販売に注力し、メールサービス、SMSサービスのシェア拡大を目指していく方針だ。さらに「Cuenote® FC」「Cuenote® SMS」を導入した顧客へのクロスセルにも注力し、顧客当たりの契約金額を押し上げていくことを計画している。
同社の将来の業績に関して弊社は、順調に推移すると予想している。同社の事業領域であるデジタルマーケティング市場がスマートフォン・Eコマースの普及や企業のDX化に伴ってさらなる拡大が見込まれ、そのなかで同社が取り込める市場規模はまだまだ大きく、顧客がデジタルマーケティングに注力するなかで保有するメールアドレスが増大し、大規模・高速配信に強みを持つ同社サービスへの引き合いが強まることなどが理由だ。同じくメール配信システム・メールマーケティングサービスを提供している競合はいるものの、1時間に500万~1,000万通規模の大規模配信となると対応できる企業は同社を含め2社しかないのが現状という。このことから弊社は、競争の度合いは比較的穏やかと見ている。
すべての製品で同一のセキュリティ・ポリシーを採用していることも業績の拡大に寄与してきそうだ。これにより、顧客がシステムを効率的に管理できる点を訴求し、クロスセルによる売上の拡大が期待できると考えているためだ。
■Key Points
・メールの大規模・高速配信技術に強みを持ち、業績は拡大傾向
・2022年12月期第2四半期は大幅増収増益を達成
・売上高と営業利益は上期として過去最高を記録
・今後も成長が見込まれる市場環境が業績に追い風
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
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