注目トピックス 日本株
アルマード Research Memo(1):新規顧客獲得数が飛躍的に増加し、主要指標であるCPAも大幅に良化
配信日時:2022/10/03 15:01
配信元:FISCO
■要約
アルマード<4932>は、独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う会社である。卵殻膜ヘルスケア事業の単一事業で、TVショッピング販売、外部間接販売、自社直接販売(以下、直販)の3つのチャネルでの販売を行っている。同社は、「先進諸国に到来する高齢化社会において、人々の健康、若さ、そして美しさの維持・向上による“生活の質”の向上という根源的なニーズに、“卵殻膜”を通じて貢献する」「卵殻膜の多機能な効果・効能を科学的に解明し、常にユニークで最高品質の商品開発にこだわり、それを世界に提供する」「“卵殻膜”で、美容と健康分野において、新しい価値観を浸透させる」の3つのビジョンの下、今後、先進諸国で深刻な社会問題となる高齢化社会到来に対して、「卵殻膜」という素材の持つ美容・健康効果を科学的に解明しながら、卵殻膜商材をより安心・安全・低価格にて市場に供給することで、アンチエイジングの側面から社会貢献を果たすべく事業を展開している。
1. 2023年3月期第1四半期業績の概要
2023年3月期第1四半期の業績は、売上高1,524百万円(前年同期比25.1%増)、営業損失340百万円(前年同期は3百万円の利益)、経常損失338百万円(同4百万円の利益)、四半期純損失235百万円(同2百万円の利益)となった。TVCMの放映により新規顧客獲得数・定期会員数ともに飛躍的に増加し、主要指標であるCPA(1人当たり顧客獲得費用)も大幅に良化した。業績進捗はおおむね計画どおりで、好調な直販事業が業績をけん引した。卵殻膜美容液のさらなる認知度向上を狙ったTVCMの放映により、直販の新規顧客獲得数が拡大し増収となったものの、広告宣伝費が一時的かつ多額に発生したことで各利益は損失を計上した。なお、第1四半期は損失を計上したが期初計画比では約88百万円のプラスで着地し、第2四半期以降に費用が後ズレで発生する見込みであることから、通期計画は据え置いている。
2. 2023年3月期業績の見通し
2023年3月期の業績見通しについては、売上高で6,250百万円(前期比16.5%増)、営業利益で940百万円(同12.5%増)、経常利益で931百万円(同11.3%増)、当期純利益で645百万円(同10.9%増)とする期初計画を据え置いた。通期予想に対する進捗率についてはおおむね計画どおりに進捗していること、費用先行型のビジネスモデルで順調に会員数が増加しており利益拡大が見込めること、TV通販で年末に大型の販売機会があることなどを考慮すると、十分に達成可能と弊社では見ている。同社の主力製品は他社水準を基準とすると2.5~10倍の認知拡大ポテンシャルを有しており、合理的かつ積極的な広告投資により売上拡大が見込める成長フェーズにある。積極的な広告投資によって一時的に利益が圧縮されている現在の状況は、中長期的な業績判断においてポジティブ材料であると弊社では見ている。
3. 成長可能性と中期経営目標
同社は、成長に向けた基本スタンスを、「浸透力と成長スピードが高い直販を注力販路とすること」「売上50億円超の強い商品を複数育成すること」としている。この基本スタンスの下、直近の数倍以上の売上水準を視野に、(1)直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透、(2)直販(自社EC)の新たな主力商品の育成、(3)卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓、の3点に取り組むことで成長を図る。なお、具体的な数値目標としては、2024年3月期に売上高70億円以上、営業利益12億円以上、1株当たり当期純利益80円以上を掲げている。直近では、卵殻膜配合の新たな薬用化粧品「チェルラーホワイト」シリーズを美白スキンケア市場に2021年10月に投入したほか、既存製品群においてもリニューアルを継続している。その他にも、卵殻膜の新たな機能性を示唆する研究成果を追加発表するなど、順調に進行していると考えられる。
■Key Points
・独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う
・2023年3月期第1四半期業績はおおむね計画どおり。TVCMの放映により新規顧客獲得数・定期会員数ともに飛躍的に増加し、主要指標であるCPAも大幅に良化
・直販を成長の柱として、2024年3月期に売上高70億円以上を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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アルマード<4932>は、独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う会社である。卵殻膜ヘルスケア事業の単一事業で、TVショッピング販売、外部間接販売、自社直接販売(以下、直販)の3つのチャネルでの販売を行っている。同社は、「先進諸国に到来する高齢化社会において、人々の健康、若さ、そして美しさの維持・向上による“生活の質”の向上という根源的なニーズに、“卵殻膜”を通じて貢献する」「卵殻膜の多機能な効果・効能を科学的に解明し、常にユニークで最高品質の商品開発にこだわり、それを世界に提供する」「“卵殻膜”で、美容と健康分野において、新しい価値観を浸透させる」の3つのビジョンの下、今後、先進諸国で深刻な社会問題となる高齢化社会到来に対して、「卵殻膜」という素材の持つ美容・健康効果を科学的に解明しながら、卵殻膜商材をより安心・安全・低価格にて市場に供給することで、アンチエイジングの側面から社会貢献を果たすべく事業を展開している。
1. 2023年3月期第1四半期業績の概要
2023年3月期第1四半期の業績は、売上高1,524百万円(前年同期比25.1%増)、営業損失340百万円(前年同期は3百万円の利益)、経常損失338百万円(同4百万円の利益)、四半期純損失235百万円(同2百万円の利益)となった。TVCMの放映により新規顧客獲得数・定期会員数ともに飛躍的に増加し、主要指標であるCPA(1人当たり顧客獲得費用)も大幅に良化した。業績進捗はおおむね計画どおりで、好調な直販事業が業績をけん引した。卵殻膜美容液のさらなる認知度向上を狙ったTVCMの放映により、直販の新規顧客獲得数が拡大し増収となったものの、広告宣伝費が一時的かつ多額に発生したことで各利益は損失を計上した。なお、第1四半期は損失を計上したが期初計画比では約88百万円のプラスで着地し、第2四半期以降に費用が後ズレで発生する見込みであることから、通期計画は据え置いている。
2. 2023年3月期業績の見通し
2023年3月期の業績見通しについては、売上高で6,250百万円(前期比16.5%増)、営業利益で940百万円(同12.5%増)、経常利益で931百万円(同11.3%増)、当期純利益で645百万円(同10.9%増)とする期初計画を据え置いた。通期予想に対する進捗率についてはおおむね計画どおりに進捗していること、費用先行型のビジネスモデルで順調に会員数が増加しており利益拡大が見込めること、TV通販で年末に大型の販売機会があることなどを考慮すると、十分に達成可能と弊社では見ている。同社の主力製品は他社水準を基準とすると2.5~10倍の認知拡大ポテンシャルを有しており、合理的かつ積極的な広告投資により売上拡大が見込める成長フェーズにある。積極的な広告投資によって一時的に利益が圧縮されている現在の状況は、中長期的な業績判断においてポジティブ材料であると弊社では見ている。
3. 成長可能性と中期経営目標
同社は、成長に向けた基本スタンスを、「浸透力と成長スピードが高い直販を注力販路とすること」「売上50億円超の強い商品を複数育成すること」としている。この基本スタンスの下、直近の数倍以上の売上水準を視野に、(1)直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透、(2)直販(自社EC)の新たな主力商品の育成、(3)卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓、の3点に取り組むことで成長を図る。なお、具体的な数値目標としては、2024年3月期に売上高70億円以上、営業利益12億円以上、1株当たり当期純利益80円以上を掲げている。直近では、卵殻膜配合の新たな薬用化粧品「チェルラーホワイト」シリーズを美白スキンケア市場に2021年10月に投入したほか、既存製品群においてもリニューアルを継続している。その他にも、卵殻膜の新たな機能性を示唆する研究成果を追加発表するなど、順調に進行していると考えられる。
■Key Points
・独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う
・2023年3月期第1四半期業績はおおむね計画どおり。TVCMの放映により新規顧客獲得数・定期会員数ともに飛躍的に増加し、主要指標であるCPAも大幅に良化
・直販を成長の柱として、2024年3月期に売上高70億円以上を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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