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<注目銘柄>=バンナムHD、トイホビー事業の好調続く

配信日時:2022/09/21 10:00 配信元:MINKABU
 バンダイナムコホールディングス<7832.T>は、8月19日に年初来高値1万1190円をつけたあと調整しているが、調整一巡感から反騰機運が高まりつつある。  以前の同社はモバイルゲームを中心としたゲーム事業が業績ドライバーだったが、近年ではトイホビー事業におけるハイターゲット商材(プラモデルやフィギュアなど大人層向け商材)の伸長が注目されている。8月5日に上期(4~9月)連結業績予想について、営業利益を460億円から720億円(前年同期比16.6%増)へ上方修正したが、要因としてデジタル、トイホビー、アミューズメントの各事業が好調に推移していることを挙げている。特に「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)やコレクターズフィギュアなどが好調。トレーディングカードゲームも人気だ。  同社では23年3月期通期業績予想について、営業利益1000億円(前期比20.3%減)の従来予想を据え置いている。下期に家庭用ゲームの大型タイトルの発売や年末年始商戦があるほか、新型コロナウイルスの感染拡大などの不透明要因があるためとしているが、トイホビー事業の力強さから、保守的との見方が一般的。10月に「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「チェンソーマン」のテレビ放送が開始されることもプラスに働く。市場予想では今期の営業利益は1300億円台が見込まれている。また、今年3月に発表した「ガンダムメタバース」の始動もガンプラの新たな遊び方が提供されることで、将来的に更なる人気の高まりにつながろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS

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