注目トピックス 経済総合
NYの視点:ECB、11年ぶりの利上げもユーロの上昇限定的に、伊政局不安くすぶる
配信日時:2022/07/22 07:47
配信元:FISCO
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で中期的なインフレ高進に対処するため、政策金利を予想以上となる0.5%引き上げ、マイナス金利を脱却した。利上げは2011年以来で初めて。インフレは当分、望ましくないほど高い水準で推移する見込みで、今後の会合で一段の金融正常化が正当化されると、追加利上げを示唆した。今後、ECBはデータ次第で、各会合ごとに金融政策を決定していくと、ガイダンスを変更。ラガルド総裁は会合後の会見で、ユーロ安が大幅な利上げ決定の一因となったことも加えた。
ECBはまた、新たな措置、危機対策ツール(TPI)を発表。TPIにより、ECBの大幅利上げの選択肢が増えたとした。TPIは、正当化されず、無秩序な市場のダイナミクスに対応する手段となる。TPIによる購入規模はリスクの深刻化次第だと説明した。
TPIの適用で4つの必須事項を挙げた。
1.EUの債務規則順守
2.深刻なマクロ経済の不均衡がないこと
3. 財政の持続性
4.堅調で持続的なマクロ経済政策
市場はすでにイタリアの状況を警戒している。もし、財政政策において、イタリアの新政府が委員会と意見が食い違った場合、全項目の条件を満たさない可能性もでてくる。
ECBは米連邦準備制度理事会(FRB)や英中銀に比べ、インフレ対処が過剰に遅すぎており、ユーロ安という新たなインフレ圧力を加えた。9月ECBでも追加0.5%の利上げが織り込まれつつある。
<FA>
ECBはまた、新たな措置、危機対策ツール(TPI)を発表。TPIにより、ECBの大幅利上げの選択肢が増えたとした。TPIは、正当化されず、無秩序な市場のダイナミクスに対応する手段となる。TPIによる購入規模はリスクの深刻化次第だと説明した。
TPIの適用で4つの必須事項を挙げた。
1.EUの債務規則順守
2.深刻なマクロ経済の不均衡がないこと
3. 財政の持続性
4.堅調で持続的なマクロ経済政策
市場はすでにイタリアの状況を警戒している。もし、財政政策において、イタリアの新政府が委員会と意見が食い違った場合、全項目の条件を満たさない可能性もでてくる。
ECBは米連邦準備制度理事会(FRB)や英中銀に比べ、インフレ対処が過剰に遅すぎており、ユーロ安という新たなインフレ圧力を加えた。9月ECBでも追加0.5%の利上げが織り込まれつつある。
<FA>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況