みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:低調な米経済指標を受け一時134円79銭まで軟化

配信日時:2022/07/04 08:51 配信元:MINKABU
 6月30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=135円21銭前後と前日に比べて50銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=140円99銭前後と同1円30銭弱のユーロ安・円高だった。  この日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の米製造業景況感指数は53.0と2020年6月以来の低水準となり、市場予想(54.9程度)も下回った。これを受けて米長期金利が一時2.79%と約1カ月ぶりの水準まで低下したことで、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入し、ドル円相場は134円79銭まで下押す場面があった。その後はNYダウの切り返しを手掛かりにドルは下げ渋る動きとなったが、3連休を前に積極的な売買を手控える向きが多く戻りは限定的だった。一方、ユーロが対ドルや対円で軟調だった。欧州連合(EU)統計局が発表した6月の消費者物価指数(速報値)が前年同月比8.6%上昇と、伸び率が前月の8.1%から加速したことから、欧州中央銀行(ECB)がインフレ抑制に向けた金融引き締めを進めるとの見方が台頭し、欧州経済の減速が懸念された。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0414ドル前後と前日に比べて0.0070ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ