注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続落、東エレクが1銘柄で約49円分押し下げ_
配信日時:2022/06/30 12:52
配信元:FISCO
30日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり69銘柄、値下がり153銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は続落。243.55円安の26561.05円(出来高概算5億5440万株)で前場の取引を終えている。
29日の米株式市場ではNYダウが82.32ドル高と3日ぶり反発。個人消費の大幅な引き下げを要因に1-3月期国内総生産(GDP)の確定値が予想外に下方修正されたことで、序盤は景気後退懸念が強まった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が企業や家計の財務状況の強さを強調すると警戒感が後退。加えて、ドイツの6月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想外に鈍化し、米長期金利が低下したことも投資家心理を改善させた。ナスダック総合指数は-0.03%とほぼ横ばい。方向感に欠ける展開だった米株市場を引き継いで、日経平均は51.32円安と小甘くスタート。ただ、ダウ平均先物が軟調に推移するなか下げ幅を広げる動きが続き、前場後半には一時300円近く下落した。
個別では、米半導体大手AMDのレーティング格下げを背景にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-2.2%と大幅に下落したことを嫌気し、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が大幅安。ソニーG<6758>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ローム<6963>などのハイテク株も大きく下落。景気後退懸念から川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運のほか、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、日本製鉄<5401>、信越化<4063>なども安い。外資証券によるレーティング格下げを受けてトレンド<4704>も売られた。
一方、ダブル・スコープ<6619>が大幅に続伸し年初来高値を更新。OLC<4661>、JR東<9020>、第一三共<4568>、パンパシHD<7532>などの内需・ディフェンシブ銘柄の一角が高い。主力処では東レ<3402>が大幅高で年初来高値を更新。子会社のアリババグループ会社とのマスターライセンス契約締結が好感されたサンリオ<8136>や、業績予想の上方修正と自社株買いが手掛かりとなったサニーサイド<2180>はそれぞれ急伸し、東証プライム市場値上がり率上位に並んだ。オイシックス・ラ・大地<3182>との業務提携が好感されたシダックス<4837>はストップ高買い気配で終えており、オイシックスも買われた。自社株買いを発表したDeNA<2432>が大きく上昇し、国内証券によるレーティング格上げを受けてPI<4290>が急伸している。
セクターでは鉱業、その他金融、石油・石炭が下落率上位となった一方、繊維製品、陸運、建設が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となっている。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約49円押し下げた。同2位はファナック<6954>となり、アドバンテ<6857>、ソニーG<6758>、ネクソン<3659>、信越化<4063>、TDK<6762>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約4円押し上げた。同2位はキッコーマン<2801>となり、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、スズキ<7269>、ダイキン<6367>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26561.05(-243.55)
値上がり銘柄数 69(寄与度+35.25)
値下がり銘柄数 153(寄与度-278.80)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 3441 44 +4.64
<2801> キッコマン 7220 80 +2.81
<4901> 富士フイルム 7352 66 +2.32
<4543> テルモ 4108 15 +2.11
<2413> エムスリー 3956 20 +1.69
<7269> スズキ 4308 44 +1.55
<6367> ダイキン工 21900 40 +1.41
<4507> 塩野義薬 6879 39 +1.37
<4578> 大塚HD 4839 34 +1.19
<8252> 丸井G 2396 33 +1.16
<4502> 武田薬 3830 31 +1.09
<4151> 協和キリン 3080 25 +0.88
<2802> 味の素 3352 24 +0.84
<1812> 鹿島 1575 42 +0.74
<2871> ニチレイ 2377 36 +0.63
<9022> JR東海 15815 175 +0.62
<9008> 京王 4880 85 +0.60
<1801> 大成建 4230 75 +0.53
<7733> オリンパス 2727 3.5 +0.49
<1721> コムシスHD 2590 14 +0.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 44790 -1410 -49.55
<6954> ファナック 21245 -765 -26.88
<6857> アドバンテス 7290 -250 -17.57
<6758> ソニーG 11195 -290 -10.19
<3659> ネクソン 2799 -136 -9.56
<4063> 信越化 15360 -250 -8.79
<6762> TDK 4225 -65 -6.85
<7832> バンナムHD 9649 -170 -5.97
<6976> 太陽誘電 4665 -170 -5.97
<6981> 村田製 7469 -209 -5.88
<9984> ソフトバンクG 5298 -27 -5.69
<4503> アステラス薬 2121 -30.5 -5.36
<4704> トレンド 6750 -140 -4.92
<6988> 日東電 8780 -120 -4.22
<8697> JPX 1968.5 -119 -4.18
<7951> ヤマハ 5620 -110 -3.87
<9766> コナミHD 7570 -110 -3.87
<6971> 京セラ 7274 -53 -3.73
<7735> スクリーンHD 9170 -520 -3.65
<4519> 中外薬 3499 -29 -3.06
<CS>
日経平均は続落。243.55円安の26561.05円(出来高概算5億5440万株)で前場の取引を終えている。
29日の米株式市場ではNYダウが82.32ドル高と3日ぶり反発。個人消費の大幅な引き下げを要因に1-3月期国内総生産(GDP)の確定値が予想外に下方修正されたことで、序盤は景気後退懸念が強まった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が企業や家計の財務状況の強さを強調すると警戒感が後退。加えて、ドイツの6月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想外に鈍化し、米長期金利が低下したことも投資家心理を改善させた。ナスダック総合指数は-0.03%とほぼ横ばい。方向感に欠ける展開だった米株市場を引き継いで、日経平均は51.32円安と小甘くスタート。ただ、ダウ平均先物が軟調に推移するなか下げ幅を広げる動きが続き、前場後半には一時300円近く下落した。
個別では、米半導体大手AMDのレーティング格下げを背景にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-2.2%と大幅に下落したことを嫌気し、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が大幅安。ソニーG<6758>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ローム<6963>などのハイテク株も大きく下落。景気後退懸念から川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運のほか、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、日本製鉄<5401>、信越化<4063>なども安い。外資証券によるレーティング格下げを受けてトレンド<4704>も売られた。
一方、ダブル・スコープ<6619>が大幅に続伸し年初来高値を更新。OLC<4661>、JR東<9020>、第一三共<4568>、パンパシHD<7532>などの内需・ディフェンシブ銘柄の一角が高い。主力処では東レ<3402>が大幅高で年初来高値を更新。子会社のアリババグループ会社とのマスターライセンス契約締結が好感されたサンリオ<8136>や、業績予想の上方修正と自社株買いが手掛かりとなったサニーサイド<2180>はそれぞれ急伸し、東証プライム市場値上がり率上位に並んだ。オイシックス・ラ・大地<3182>との業務提携が好感されたシダックス<4837>はストップ高買い気配で終えており、オイシックスも買われた。自社株買いを発表したDeNA<2432>が大きく上昇し、国内証券によるレーティング格上げを受けてPI<4290>が急伸している。
セクターでは鉱業、その他金融、石油・石炭が下落率上位となった一方、繊維製品、陸運、建設が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となっている。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約49円押し下げた。同2位はファナック<6954>となり、アドバンテ<6857>、ソニーG<6758>、ネクソン<3659>、信越化<4063>、TDK<6762>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約4円押し上げた。同2位はキッコーマン<2801>となり、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、スズキ<7269>、ダイキン<6367>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26561.05(-243.55)
値上がり銘柄数 69(寄与度+35.25)
値下がり銘柄数 153(寄与度-278.80)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 3441 44 +4.64
<2801> キッコマン 7220 80 +2.81
<4901> 富士フイルム 7352 66 +2.32
<4543> テルモ 4108 15 +2.11
<2413> エムスリー 3956 20 +1.69
<7269> スズキ 4308 44 +1.55
<6367> ダイキン工 21900 40 +1.41
<4507> 塩野義薬 6879 39 +1.37
<4578> 大塚HD 4839 34 +1.19
<8252> 丸井G 2396 33 +1.16
<4502> 武田薬 3830 31 +1.09
<4151> 協和キリン 3080 25 +0.88
<2802> 味の素 3352 24 +0.84
<1812> 鹿島 1575 42 +0.74
<2871> ニチレイ 2377 36 +0.63
<9022> JR東海 15815 175 +0.62
<9008> 京王 4880 85 +0.60
<1801> 大成建 4230 75 +0.53
<7733> オリンパス 2727 3.5 +0.49
<1721> コムシスHD 2590 14 +0.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 44790 -1410 -49.55
<6954> ファナック 21245 -765 -26.88
<6857> アドバンテス 7290 -250 -17.57
<6758> ソニーG 11195 -290 -10.19
<3659> ネクソン 2799 -136 -9.56
<4063> 信越化 15360 -250 -8.79
<6762> TDK 4225 -65 -6.85
<7832> バンナムHD 9649 -170 -5.97
<6976> 太陽誘電 4665 -170 -5.97
<6981> 村田製 7469 -209 -5.88
<9984> ソフトバンクG 5298 -27 -5.69
<4503> アステラス薬 2121 -30.5 -5.36
<4704> トレンド 6750 -140 -4.92
<6988> 日東電 8780 -120 -4.22
<8697> JPX 1968.5 -119 -4.18
<7951> ヤマハ 5620 -110 -3.87
<9766> コナミHD 7570 -110 -3.87
<6971> 京セラ 7274 -53 -3.73
<7735> スクリーンHD 9170 -520 -3.65
<4519> 中外薬 3499 -29 -3.06
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