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レアジョブ Research Memo(7):2022年3月期は、先行投資のため減益となるも、売上高は過去最高を更新
配信日時:2022/06/29 15:17
配信元:FISCO
■業績動向
1. 2022年3月期の業績概要
レアジョブ<6096>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比5.0%増の5,598百万円、営業利益で同56.4%減の291百万円、経常利益で61.5%減の242百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同52.7%減の184百万円となった。売上高については、個人向け事業でコロナ禍による海外渡航制限長期化の影響で英語学習への興味関心の高まりが鈍化したこと、法人・教育機関向け事業で研修予算が後ろ倒しされたことなどにより期初計画は下方修正されたが、過去最高を更新した。営業利益については、法人営業を中心とした人材面での先行投資、中期的に成長に不可欠なシステム面での投資などにより期初計画は下方修正されたが、着地は修正計画を上回った。
売上高の内訳は、個人向けは前期比4.0%増の3,894百万円となり、2021年12月より子会社化した資格スクエアの売上寄与も見られた。法人・教育機関向けは同7.2%増の1,704百万円となり、四半期毎に季節要因がありつつも法人顧客向けの売上拡大が牽引した。
売上原価では、講師報酬の増加や研修サービスの仕入による費用増はあったものの、売上原価率は前期並みの41.2%となった。販管費では、法人営業人員の増加や資格スクエアの子会社化に伴う増加が見られた。
今後のM&A実行に向けて、現金及び預金の残高が増加している
2. 財務状況
(1) 連結貸借対照表
2022年3月期末における資産合計は6,343百万円となり、前期末比1,874百万円増加した。流動資産は3,503百万円となり、前期末比288百万円増加した。これは主に、現金及び預金の増加256百万円などによるものである。固定資産は2,840百万円となり、前期末比1,585百万円増加した。これは主に、投資その他資産の増加984百万円、のれんの増加775百万円などによるものである。
負債合計は3,864百万円となり、前期末比1,512百万円増加した。流動負債は2,529百万円となり、前期末比1,492百万円増加した。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加1,112百万円、前受金の増加584百万円などによるものである。固定負債は1,334百万円となり、前期末比20百万円増加した。長期借入金の増加252百万円があったものの、リース債務が減少した。
純資産合計は2,479百万円となり、前期末比362百万円増加した。これは主に、資本剰余金や利益剰余金の増加などによるものである。
(2) 連結キャッシュ・フロー計算書
2022年3月期は2件のM&Aの実行により、一時的にフリー・キャッシュ・フローはマイナスとなっている。各種キャッシュ・フローの概要は以下のとおりである。
a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は292百万円(前期は1,089百万円の獲得)となった。主に法人税等の支払額の支出はあったものの、減価償却費250百万円を計上したことなどによる。
b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、支出した資金は1,507百万円(前期は335百万円の支出)となった。主に関連会社の株式取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、無形固定資産の取得による支出である。
c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、獲得した資金は1,464百万円(前期は54百万円の支出)となった。主に長期借入れによる収入によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要)
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1. 2022年3月期の業績概要
レアジョブ<6096>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比5.0%増の5,598百万円、営業利益で同56.4%減の291百万円、経常利益で61.5%減の242百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同52.7%減の184百万円となった。売上高については、個人向け事業でコロナ禍による海外渡航制限長期化の影響で英語学習への興味関心の高まりが鈍化したこと、法人・教育機関向け事業で研修予算が後ろ倒しされたことなどにより期初計画は下方修正されたが、過去最高を更新した。営業利益については、法人営業を中心とした人材面での先行投資、中期的に成長に不可欠なシステム面での投資などにより期初計画は下方修正されたが、着地は修正計画を上回った。
売上高の内訳は、個人向けは前期比4.0%増の3,894百万円となり、2021年12月より子会社化した資格スクエアの売上寄与も見られた。法人・教育機関向けは同7.2%増の1,704百万円となり、四半期毎に季節要因がありつつも法人顧客向けの売上拡大が牽引した。
売上原価では、講師報酬の増加や研修サービスの仕入による費用増はあったものの、売上原価率は前期並みの41.2%となった。販管費では、法人営業人員の増加や資格スクエアの子会社化に伴う増加が見られた。
今後のM&A実行に向けて、現金及び預金の残高が増加している
2. 財務状況
(1) 連結貸借対照表
2022年3月期末における資産合計は6,343百万円となり、前期末比1,874百万円増加した。流動資産は3,503百万円となり、前期末比288百万円増加した。これは主に、現金及び預金の増加256百万円などによるものである。固定資産は2,840百万円となり、前期末比1,585百万円増加した。これは主に、投資その他資産の増加984百万円、のれんの増加775百万円などによるものである。
負債合計は3,864百万円となり、前期末比1,512百万円増加した。流動負債は2,529百万円となり、前期末比1,492百万円増加した。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加1,112百万円、前受金の増加584百万円などによるものである。固定負債は1,334百万円となり、前期末比20百万円増加した。長期借入金の増加252百万円があったものの、リース債務が減少した。
純資産合計は2,479百万円となり、前期末比362百万円増加した。これは主に、資本剰余金や利益剰余金の増加などによるものである。
(2) 連結キャッシュ・フロー計算書
2022年3月期は2件のM&Aの実行により、一時的にフリー・キャッシュ・フローはマイナスとなっている。各種キャッシュ・フローの概要は以下のとおりである。
a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は292百万円(前期は1,089百万円の獲得)となった。主に法人税等の支払額の支出はあったものの、減価償却費250百万円を計上したことなどによる。
b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、支出した資金は1,507百万円(前期は335百万円の支出)となった。主に関連会社の株式取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、無形固定資産の取得による支出である。
c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、獲得した資金は1,464百万円(前期は54百万円の支出)となった。主に長期借入れによる収入によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要)
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