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東京株式(大引け)=154円高、円安進行と政策期待を足場に続伸
配信日時:2022/06/06 15:49
配信元:MINKABU
6日の東京株式市場は、目先筋の利益確定売りをこなし、朝安後に切り返し続伸した。一時は2万8000円台近辺まで水準を切り上げる場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比154円32銭高の2万7915円89銭と続伸。プライム市場の売買高概算は10億182万株、売買代金概算は2兆3223億円。値上がり銘柄数は1029、対して値下がり銘柄数は713、変わらずは95銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週末の米株安を受け朝方は安く始まったものの、寄り後はすぐに押し目買いが活発化し、日経平均は急速に下げ渋る動きをみせた。前場後半を境に上昇に転じ、後場は一段高に買われる展開で2万7900円台後半まで水準を切り上げる場面があった。米国では5月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったことから、FRBによる金融引き締め強化の思惑が高まり、ハイテク株中心に売られる展開。NYダウなど主要株価指数は揃って大幅安となったが、外国為替市場で円安が進行したことで、東京市場ではこれが追い風となった。岸田政権内で「GoToトラベル」の再開が検討されていると伝わり、内需関連株に物色の矛先が向いた。また、防衛関連株への買いも目立った。日経平均は3月30日以来の高値をつけた。
個別では、東京エレクトロン<8035.T>が高く、売買代金トップとなったレーザーテック<6920.T>も買いが優勢の展開だった。三菱重工業<7011.T>が上値追い継続、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>も大きく買われた。ファーストリテイリング<9983.T>が水準を切り上げ、第一三共<4568.T>も上昇した。新日本科学<2395.T>が値上がり率トップとなり、オープンドア<3926.T>も値を飛ばした。アインホールディングス<9627.T>が急騰、東京計器<7721.T>も大幅高。日本駐車場開発<2353.T>も活況高。
半面、川崎汽船<9107.T>、日本郵船<9101.T>などが軟調、ソニーグループ<6758.T>も売りに押された。リクルートホールディングス<6098.T>が下落、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>、レノバ<9519.T>も安い。アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>がストップ安に売られ、TOKYO BASE<3415.T>、ファーマフーズ<2929.T>なども大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS
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