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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国景気の鈍化が意識される
配信日時:2022/05/17 11:16
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 108232.74 +1.22%
16日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1308.56ポイント高(+1.22%)の108232.74で取引を終了した。106851.58から108794.91まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の後退が好感され、買いが継続した。ブラジル中央銀行はこのほど、政策金利の安定を望んでいると発言。新興国の中で、ブラジルが比較的に早いペースで利上げを実施していると指摘し、これによって下半期のインフレ抑制効果が出るとの見方を示した。また、原油など商品価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2364.60 +2.47%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比57.10ポイント高(+2.47%)の2364.60で取引を終了した。2306.06から2379.35まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の配当や好業績報告が好感され、買いが広がった。ルクオイル(LKOH)は2022年度の配当計画を発表した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米など新たな制裁を公表しなかったことが買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 52973.84 +0.34%
16日のインドSENSEX指数は7日ぶりに反発。前日比180.22ポイント高(+0.34%)の52973.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.15ポイント高(+0.38%)の15842.30で取引を終えた。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。前日の米株高を受け、インド市場も買いが先行。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。国内では、早急な利上げ懸念の後退が支援材料。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、国内の経済状況の大幅改善がみられないなか、早急な利上げに慎重姿勢を示した。
【中国本土】上海総合指数 3073.75 -0.34%
週明け16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.54ポイント安(-0.34%)の3073.75ポイントと反落した。
中国指標の悪化が不安視される流れ。取引時間中に公表された4月の経済統計がそろって下振れするなか、中国景気の鈍化が意識された。鉱工業生産はマイナス成長に転落し、小売売上高はマイナス幅が大幅に拡大している。もっとも、下値は限定的。中国経済対策や経済活動正常化に対する期待感が高まっている。上海市の副市長は16日の記者会見で、ロックダウン(都市封鎖)を6月に解除する見込みと発表した。
<NH>
16日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1308.56ポイント高(+1.22%)の108232.74で取引を終了した。106851.58から108794.91まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の後退が好感され、買いが継続した。ブラジル中央銀行はこのほど、政策金利の安定を望んでいると発言。新興国の中で、ブラジルが比較的に早いペースで利上げを実施していると指摘し、これによって下半期のインフレ抑制効果が出るとの見方を示した。また、原油など商品価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2364.60 +2.47%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比57.10ポイント高(+2.47%)の2364.60で取引を終了した。2306.06から2379.35まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の配当や好業績報告が好感され、買いが広がった。ルクオイル(LKOH)は2022年度の配当計画を発表した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米など新たな制裁を公表しなかったことが買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 52973.84 +0.34%
16日のインドSENSEX指数は7日ぶりに反発。前日比180.22ポイント高(+0.34%)の52973.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.15ポイント高(+0.38%)の15842.30で取引を終えた。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。前日の米株高を受け、インド市場も買いが先行。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。国内では、早急な利上げ懸念の後退が支援材料。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、国内の経済状況の大幅改善がみられないなか、早急な利上げに慎重姿勢を示した。
【中国本土】上海総合指数 3073.75 -0.34%
週明け16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.54ポイント安(-0.34%)の3073.75ポイントと反落した。
中国指標の悪化が不安視される流れ。取引時間中に公表された4月の経済統計がそろって下振れするなか、中国景気の鈍化が意識された。鉱工業生産はマイナス成長に転落し、小売売上高はマイナス幅が大幅に拡大している。もっとも、下値は限定的。中国経済対策や経済活動正常化に対する期待感が高まっている。上海市の副市長は16日の記者会見で、ロックダウン(都市封鎖)を6月に解除する見込みと発表した。
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