２０日の株式相場見通し＝続伸、米株大幅高でリスク選好

　２０日の東京株式市場は、輸出セクター中心に買いが優勢となり日経平均株価は続伸が見込まれる。前日の欧州株市場は北欧を除き総じて売りに押される展開だったが、米国株市場ではハイテク株や消費関連株をはじめ幅広い銘柄に買いが優勢となり、ＮＹダウが大幅反発しほぼ５００ドルの上昇をみせた。また、ナスダック総合株価指数も大きく上昇し、上げ幅は一時３００ポイントを超えた。米１０年債利回りが一段と水準を切り上げていることでハイテク系グロース株には逆風が意識されるところだったが、この日は朝方こそやや売りが目立ったものの、その後は終始買い戻しが優勢となっている。東京市場では、前日に日経平均株価が３日ぶりに反発したが、引け際に伸び悩み終値で２万７０００円台には届かなかった。しかし、きょうはリスク選好の流れが強まり、２万７０００円ラインを通過点に大幅上昇をみせる場面も想定される。日米金利差を背景に外国為替市場で更に円安が進んでいることで、輸出セクターにはポジティブに作用し日経平均に押し上げ効果をもたらしそうだ。 　１９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比４９９ドル５１セント高の３万４９１１ドル２０セントと３日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同２８７．２９９ポイント高の１万３６１９．６５７だった。 　日程面では、きょうは３月の貿易統計、２月の第３次産業活動指数、３月の主要コンビニ売上高など。海外では、４月の中国最優遇貸出金利決定、２月のユーロ圏貿易収支・ユーロ圏鉱工業生産、３月の米中古住宅販売件数、米ベージュブック（地区連銀経済報告）など。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.