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メキシコペソ円は、利上げと円安を背景に上昇基調が継続しよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2022/04/11 08:59 配信元:FISCO
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、メキシコペソ円について、『利上げと円安を背景に上昇基調が継続しよう』と述べています。

続けて、『今週のメキシコペソ円は、4週連続の上昇となった。メキシコペソが堅調な背景は、インフレを抑えるためメキシコ銀行(中央銀行)が3月24日、7会合連続の利上げを決めたことがある。現在の政策金利は6.5%。7会合連続の利上げだった。利上げ市場でも予想されていたが、中銀の積極的な引き締めが続くとの見方から、ペソ買いが続いている』とし、『メキシコ中銀は先月、インフレ率が目標上限である4.0%を下回る時期は23年4~6月期以降になるという見通しを示した。2月時点では23年1~3月期に目標上限を下回ると予測していた』と伝えています。

次に、『7日に発表される3月消費者物価指数(CPI)は、前年比予想が+7.28%と前回と同水準が予想されている。メキシコ中銀が目標としている2.0~4.0%の上限を大幅に越えており、メキシコ中銀は5月の次回会合で追加利上げを決定する可能性は高いだろう。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後、会合ごとに利上げし、場合によっては0.5ポイントの利上げを想定していることも、メキシコ中銀の利上げを促すことになろう』と考察しています。

また、『ロシア・ウクライナ戦争の影響で、ロシアの欧米諸国への原油輸出が今後減少される見込みとなり、代替国としてメキシコが注目されている点もペソには支援要因だろう』と言及しています。

さらに、『外国からメキシコへの2月の送金額が前年同月比23%増の約39.1億ドル(約4800億円)になったこともペソをサポートしている。主な出稼ぎ先である米国でメキシコ出身移民の雇用が回復したことで、母国に送る金額が増えた。前年同月を上回るのは22カ月連続』と述べています。

陳さんは、『利上げによりスワップポイントの増額が見込まれることから、個人投資家の買い人気をさらに集めそうだ』と考察しています。

こうしたことから、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『6.00円~6.30円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月6日付「メキシコペソ円今週の予想(4月5日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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