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東京株式(大引け)=308円高、円安好感と配当権利取り狙いの買い

配信日時:2022/03/29 15:50 配信元:MINKABU
 29日の東京株式市場は、前日の米株高を受けリスク選好の地合いとなり日経平均は上昇。終値で再び2万8000円台に乗せ、約2カ月ぶりの高値圏に浮上した。  大引けの日経平均株価は前営業日比308円53銭高の2万8252円42銭と反発。東証1部の売買高概算は13億6236万株、売買代金概算は3兆2489億円。値上がり銘柄数は1466、対して値下がり銘柄数は635、変わらずは77銘柄だった。  きょうの東京市場はリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は前日の下げ分を上回る戻り足をみせた。米国株市場では10年債利回りの上昇一服を受け、ハイテク株を買い戻す動きが顕著となり、この流れが東京市場にも波及する形に。外国為替市場でドル高・円安基調にあることが主力輸出株に有利に働いたほか、きょうが3月の実質最終売買日ということで、配当や株主優待の権利取り狙いの駆け込み買いが、全体強調地合いに反映された。配当再投資に絡む先物への買いを期待するムードも市場のセンチメントを強気に傾けた。前場は戻り売りで伸び悩む場面もあったが、後場は先物を絡めて再び買い直される展開となり、売買代金上位の主力銘柄は概ね高い。売買代金も前日は3兆円を下回っていたが、きょうは商い活況で再び3兆円台に乗せている。  個別では、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置の主力銘柄が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などもしっかり。三井ハイテック<6966.T>が値を飛ばし、日本電産<6594.T>なども堅調だった。日本郵船<9101.T>など海運株が高く、トヨタ自動車<7203.T>も上昇した。ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も値を上げた。エンビプロ・ホールディングス<5698.T>、ピアラ<7044.T>はストップ高に買われる人気となった。エスプール<2471.T>なども大幅高。  半面、JT<2914.T>が冴えず、ENEOSホールディングス<5020.T>も軟調。JR東海<9022.T>も下落した。塩野義製薬<4507.T>が売りに押され、三菱重工業<7011.T>も安い。石油資源開発<1662.T>が大幅安、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>の下げも目立った。エー・アンド・デイ<7745.T>が下値を探り、オンワードホールディングス<8016.T>も値を下げた。 出所:MINKABU PRESS

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